アレルギー全般

アレルギー患者が減ってきた!?

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2022/05/91bfe02ace532bee28130dd052a8541e.jpg?fit=300%2C300&ssl=1
にゃっほー

にゃほー。
今日はびっくりニュースだよ!

アレルギー患者数の推移

30年前と比べてアレルギー患者は増えている?

みなさんに問題です。

30年前と比べて、アレルギー疾患(気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー)の患者数は増えているでしょうか?減っているでしょうか?

答え 「増えている」

グラフをご覧の通り、戦後間もない1960年代はアレルギー疾患はかなり珍しい病気でした。1980年代の高度経済成長期から急激に増加しています。

5年前と比べてアレルギー患者は増えている?

続いての質問です。

5年前と比べて、アレルギー疾患(気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー)の患者数は増えているでしょうか?減っているでしょうか?

答え 「東京などの都市部では減り始めた」

出典:東京都

上のグラフを御覧ください。
これは、東京都が5年毎に発表しているデータで、3歳健診に来たお子さんに『アレルギー疾患があるかどうか』を訪ねたアンケート調査です。

令和元年度に注目してほしいのですが、東京都の各種アレルギー疾患の患者数が減少傾向にあることがわかります。

残念ながら近年の全国データは存在せず、全国的な傾向はわかっていません。

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2021/10/ym196966341910114216315.png?fit=256%2C256&ssl=1
Dr.小柳

ついにアレルギー患者増加は頭打ちになり、減少傾向にかじを切ったのかもしれません。
明日のブログで減少理由について考察します。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

クリックで『いいね!』 (10 いいね!)

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。