食物アレルギーの皆様にお知らせです。
食物経口負荷試験1回法
開業から現在まで、アトピー性皮膚炎患者さんの割合が多く、『スキンケア』の指導に力を入れていたため、一人ひとりの診療にかなりの時間がかかっていました。
開業から2ヶ月が経過し、再診患者さんの割合が増えてきたこともあり、普段の外来診療がスムーズに回るようになってきました。
そろそろ『食物アレルギー診療』にも力を入れたいと思います。
通常の食物経口負荷試験
当院では、食物アレルギー食品を院内で食べてもらい、「どの程度までなら食べても症状が出ないか」「どの程度の量を食べると症状が出てしまうか」を観察する『食物経口負荷試験』を行っています。
通常の食物経口負荷試験は完全予約制、木曜日の朝から検査をスタートし、目標の摂取量を2〜3回に分けて摂取してもらいます。強い症状が出ずに順調に終了すれば昼頃に帰宅となります。
アナフィラキシー(全身のアレルギー症状)の既往があったり、微量で症状が出る恐れの強い患者さんを対象として行っているため、重い症状が出てしまってもしっかりと対応ができるように、木曜日は通常診療を受け付けておりません。
食物経口負荷試験1回法(簡易食物経口負荷試験)
- 「食物アレルギーの可能性は低そうだから、自宅で食べてみてください」と言われたけど、症状が出るのが怖くて食べさせることができない
- 「食物アレルギーはほぼ治癒なので、自宅で増量してください」と言われたけど、怖くてなかなか増量して行けない
この度、上記のような ”強い症状が出る可能性が低い” 患者さんを対象に、『食物経口負荷試験1回法(簡易食物経口負荷試験)を始めました。
食物経口負荷試験1回法は月・火・水・金の午前中、通常診療の時間帯に行います。
ご希望の方は通常の外来診察時に『食物経口負荷試験1回法』でチャレンジしたい食品がある旨をお伝えください。ご相談の上、医師およびスタッフが負荷試験の予約をお取りします。
ご希望の方は是非お声がけください。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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