Dr.小柳
みなさんこんにちは。
集中講義の途中ですが、気になるニュースを紹介します。
薬局に黒船襲来
みんな大好きamazon。
なんとamazonが『処方薬』のネット販売参入を計画しているらしいです。
既存の店舗型薬局に影響があるかも
処方箋なしで買える『市販薬』については平成26年からネット販売可能となっており、すでに様々な通販サイトで購入することができます。しかし、『処方薬』については “対面販売” が義務付けられており、ネット上での販売はほぼ不可能という状態でした。
その後、オンラインでの対面指導が可能となり、まだ数は少ないものの、『処方薬を扱うネット薬局』が出現しました。
「オンライン服薬指導」+「オンライン資格確認」の合わせ技
今まで服薬指導は物理的に対面で行う必要があったのですが、コロナ禍で2022年から「オンラインでも服薬指導して良い」というルール緩和がありました。
さらに、来年4月には「オンライン資格確認」=「お薬手帳を見なくても過去の投薬情報がオンラインで確認できる」という状況になります。
どうもamazonはオンライン資格確認義務化のタイミングを見計らって参入を計画しているらしいです。
既存の店舗型薬局には少なからず影響がありそう
まだ正式な発表は出ていないようですが、もしamazonが「24時間365日対応の処方薬ネット販売」を始めたら既存の店舗型薬局に結構な影響があるかもしれません。
個人的には外資系の店舗よりも国内の店舗に頑張って欲しいです!
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
コメント