食物アレルギー

“シミュレーション形式” の食物アレルギー研修会

令和6年度 第2回 長岡市食物アレルギー研修会

先週木曜日に「令和6年度第2回 長岡市食物アレルギー研修会」が開催されました。

平成25年より長岡市教育委員会さんよりご依頼をいただいて講師をさせていただいております。今回は今年度2回目の研修会。

第1回は講義形式の研修会でしたが、第2回は研修会参加者が模擬患者相手に体を動かす “シミュレーション形式” での研修会です!

みんな「迫真の演技」

実際に体を動かしてもらって「薬を飲ませる」「救急車を呼ぶ」「エピペンを打つ仕草」などの演技をしていただきました。

みなさん俳優さん顔負けの迫真の演技です!

保育園や学校の給食での食物アレルギーが問題となっている昨今、参加された先生方は真剣そのものでした。

会場に入りきれないほどの参加者です

自分で「考える」のが大事

食物アレルギーに限ったことではありませんが,人から教えてもらう講義形式はしばらく時間が経ってしまうと忘れてしまうことが多いです。

それに対し、自分で考えて実際に行動してみる今回のようなシミュレーション形式での研修会は記憶に強く残ります。

食物アレルギーは重症だと命を落とすこともある病気です。今回の研修では “めちゃくちゃ重症” のモデルケースも体験してもらいました。あまりにも重症で参加された先生方はみんな「ドン引き」^^;
でも皆さんAEDや心肺蘇生を繰り出して必死に助けようと努力されていました。

「エピペンを打ったら終わり」じゃないんです

食物アレルギーの研修会は「エピペンの打ち方」にばかりフォーカスされがちなのですが、超重症の食物アレルギーではエピペンを投与しても改善が見られない場合もあります。

救急車が到着するまでにどのような対応をすれば良いのか、食物アレルギー対応マニュアルでもなかなか解説していないような、”深〜〜い” 内容の研修会でした。

来年度以降も是非続けてほしいです。

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