アレルギー全般

ペットアレルギー(続編)

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にゃっほー

にゃほー。
今日は動物アレルギーについてのお話だよ!

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Dr.小柳

以前ペットアレルギーについて当ブログで取り上げましたが、何度も質問をいただくので続編です。

ペット(動物)アレルギー

原因、感作経路、症状、治療

以前のブログ記事をご覧ください。

予防

『症状が出たことのある動物に近づかない』のが基本です。

ペットの毛やフケは数回掃除したくらいでは除去しきれません。

「犬・猫アレルギー持ちのお子さんが、犬・猫を飼っているおじいちゃん・おばあちゃんの家に遊びに行くときだけ犬・猫を部屋から追い出して必死に掃除する」というのをよく耳にしますが、残念ながら症状が出てしまうことが多いようです。

せっかくお孫さんが遊びにきたのに、鼻水、目の痒み、咳などの症状が出てしまって逃げ帰ってしまったというエピソードを何回か伺いました。とても残念です・・・

酪農家に生まれ育つとアレルギー疾患になりにくい
家畜を飼っている酪農家などに生まれ育った子どもは喘息や食物アレルギーなどのアレルギー疾患がかなり少ないことがわかっています。はっきりした原因はわかっていませんが、乳幼児期から大自然に囲まれた生活を送ることで、「腸内細菌」がより健康的な状態になるのが原因ではないかと推測されています。

アトピーや食物アレルギーがあっても飼える?

アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの患者さんから「ペットを飼ってもいいですか?」とよく質問されます。

答えは・・・「飼ってみないとわからない」です。

今は血液検査で犬や猫のアレルギー感作がなくても、飼ってから感作が起きることがあります。

また、すでに「イヌ特異的IgE検査」や「ネコ特異的IgE検査」などで異常値が出ている場合にはすでに感作が起きていますので、検査で異常のない人と比べるとよりリスクが高いと言えます。

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Dr.小柳

ペットでアナフィラキシーショック死などはほとんどありません(実はハムスターに噛まれてアナフィラキシーショック死したという報告は存在)ので、試しに飼ってみるというのも ”あり” ですが、飼ってからアレルギーが発症した場合は手放さざるを得ない場合があります。里親を探すなど、飼い主としての責任を持ちましょう!

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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