新型コロナ

5歳から11歳の新型コロナウイルスワクチン

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2021/07/91bfe02ace532bee28130dd052a8541e-1.png?fit=300%2C300&ssl=1
にゃっほー

にゃほー。
新型コロナウイルス感染が爆発的に増えてきちゃったね。今日は小児の新型コロナウイルスワクチン(予防接種)についてだよ!

小児の新型コロナウイルスワクチン

日本小児科学会、日本小児科医会から緊急提言

1月19日夕方、日本小児科学会および日本小児科医会から、『5歳から11歳の新型コロナウイルスワクチンについて』の緊急提言が発表されました。

詳細は学会ホームページをご覧ください。

簡潔にまとめると以下の通りです。

  • これまで5歳から11歳の子供は感染しても大多数が軽症だったものの、今後、感染者数が増えると中等症や重症が増えることが予想される
  • ワクチンについて、オミクロン株などでのデータは十分には得られていないものの基礎疾患のある子どもでは、重症化を防ぐことが期待される。
  • 5歳から11歳の健康な子どもについても12歳以上の健康な子どもへのワクチン接種と同様に意義がある。
  • 本人や養育者がメリット・デメリットを十分に理解し、接種の際にはきめ細かな対応が必要。

5歳から11歳の子どもへの新型コロナウイルスワクチンの安全性

5歳から11歳の子どもへの新型コロナウイルスワクチンの安全性について、ファイザー社のワクチンの大規模調査報告が提供されています。

それによると、「約870万回の摂取後の副反応報告に基づき、安全性の大きな懸念は無い」だそうです。

→発熱や倦怠感、接種部位の痛みなどは一定数見られる副反応ですが、重篤な副反応は今の所報告されていない様ですね。

欧米では『人口の1割から半数近くが感染』

昨年末から、欧米ではかつて無いスピードで新型コロナウイルスの感染が拡大し、ニューヨーク州ではすでに人口の1割超えが新型コロナウイルスの感染を経験済みだそうです。

欧州では今後6〜8週間で人口の半数越えがオミクロン株に感染してしまうことが予想されています。

日本でも1月に入り、感染爆発の様相を呈しています。オミクロン株はこれまでの株と比較にならないほどの感染力の強さで、マスクや手洗いなどの感染対策をしっかり行っていても感染してしまう事例が多数報告されています。

今まで日本では『保健所による濃厚接触者追跡』により、欧米に比べて感染者数を抑えることができていましたが、すでに保健所による追跡が困難な状況に達しました。今後は欧米並みのスピードで感染が広がってしまう可能性もあります。

小学校・園ではできる限りの感染対策を行っていますが、オミクロン株の感染力の強さはすさまじく、クラスほぼ全員が感染してしまったというような事例も各所で発生しています。今までの対策では子どもへの感染は防ぎきれないようです。

米国では新型コロナウイルス感染により500人超えの小児が死亡

日本では基礎疾患のない子どもの死亡報告は今のところありませんが、米国ではすでに500人を超える子どもの死亡が報告されています。

成人と比べ、小児では重症化しにくいのは確かですが、『絶対大丈夫ではない』ことを認識しておく必要はありそうです。

『で結局、子どもに接種したほうが良いの?』
なかなか難しい問題ですよね?
私は以前のブログでも触れた様に、子どもでも新型コロナウイルス感染による後遺症が多く報告されていることから、『新型コロナウイルス感染による後遺症』を危惧しています。しかし現時点では「子どもに新型コロナウイルスワクチンを摂取すると新型コロナウイルスに感染してしまった時の後遺症が減る」というデータは出ていません。
ただ、「小児への新型コロナウイルスワクチン接種の安全性はある程度確認できた」「オミクロン株においても重症化予防効果は従来株と同等にありそう」など、新たな情報が集まってきています。
現時点では「接種のメリット・デメリットを家族でよく話し合って子どもに接種するかどうかを決めましょう」ということに尽きるかと思います。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

クリックで『いいね!』 (6 いいね!)

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。