みなさん、こんにちは。
ウクライナが大変なことになっています。毎日戦争の映像がテレビで流れていますが、お子さんのいる家庭は要注意です!
当ブログの『子育てコラム』について
私は子育ての専門家ではありません。この『子育てコラム』は小児科医としての私個人の意見であり、もしかしたら間違った見解もあるかもしれません。”そんな意見もあるんだな” というスタンスでご覧ください。
幼児「仮想」と「現実」の区別がつかない
米国小児科学会 (American Academy of Pediatrics) は、6歳未満の幼児には、暴力シーンなどの映像を見せるべきではないと提言しています。理由は、”幼児には「仮想」と「現実」の区別がつかないから” だそうです。
米国小児科学会だけでなく、多くの研究者が同様の主張をしています。
暴力映像や恐怖映像(ホラー映画なども含めて)は大人が見てもドキドキします。テレビモニタを通じた「仮想」だから耐えられるのであり、「現実」との区別ができない幼児にとって、どれほどの心的ストレスになるかは想像に難くありません。
連日『戦争映像』が流れている
ロシアによるウクライナ侵攻により、日本のニュース番組でも毎日『戦争映像』が流されています。
人間が倒れる瞬間を写していなくても、綺麗な建物が木っ端微塵にミサイルで破壊される映像などは ”恐怖” 以外の何者でもありません。
大切なお子さんの心を守ってあげるためにも、戦争・暴力・恐怖映像を小さなお子さんに見せるのはやめましょう!
みんな平和を望んでいるよね。早く落ち着いてほしい!
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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