子育て

上の子は常に”我慢”している

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Dr.小柳

みなさんこんにちは。ネットニュース徘徊をしていたら、とっても素敵な記事を見つけたのでご紹介!

当ブログの『子育てコラム』について
私は子育ての専門家ではありません。この『子育てコラム』は小児科医としての私個人の意見であり、もしかしたら間違った見解もあるかもしれません。”そんな意見もあるんだな” というスタンスでご覧ください。

”なかなか寝なかった息子がすんなり寝るようになったワケ”

まずは下の記事をご覧ください。

なかなか寝なかった息子がすんなり寝るようになったワケ(ぎゅってWeb)

いかがでしょう。とっても素敵な記事じゃないですか?

回転椅子争奪戦

私の外来に来てくださっている患者さんたちですが、結構な割合で「兄弟受診」されています。

ご兄弟の診察中に良く見かけるのが『回転椅子争奪戦』。

お子さんたちは回転椅子(患者さん用のスツール)に座ってクルクル回るのが大好きです。(楽しんでもらえるのは結構ですが、転倒の危険があるのでやめていただきたい・・・)

上のお子さんがクルクルすると、100%の確率で下のお子さんは真似をしようとします。そこで激しい『争奪戦』が勃発します。

基本的に保護者の方が止めに入ってくれるのですが、以前に「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢しなさい!」と言って、下の子にクルクル許可を出しちゃうお母様がいらしゃってビックリしました。(危険なので止めさせてください)

上の子はものすごく ”我慢” している

話が脱線しそうになりましたが、この「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢しなさい!」が曲者です。

下の子が生まれたという事実だけで、上の子は ”十分すぎるほど” 我慢しているのです。

上の子の『赤ちゃん返り』などは有名ですが、実際は『赤ちゃん返り』のようなわかりやすい反応はそれほど多くなく、目に見えない「精神的ストレス」を抱え込むことが多いようです。

「上の子と”だけ”の時間」を作るのが大事

兄弟の育児となると、どうしても下の子のほうが手がかかります。とくに生まれたばかりだとつきっきりになりがちです。

数日だけなら耐えられるかもしれませんが、この状態が数年間続いたらどうでしょう?かなり大きな「精神的ストレス」がかかりそうですよね?

兄弟育児で大事なのは、「上の子と”だけ”の時間を作ること」だそうです。ほんの数分でも構わないようです。そうすることで、上の子は「自分も大事にされている」と再認識できるそうですよ!

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Dr.小柳

ご兄弟育児真っ最中の皆様。本当に大変だと思いますが、ほんのちょっとの工夫が大事みたいです。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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