みなさんこんにちは。
今日は当院の診察待ち時間についての検討です。
お待たせして申し訳ございません
私は以前から「丁寧な診療」をポリシーとしており、説明に力が入ってしまうと予定よりも一人当たりの診療時間が長くなってしまうことがあります。
さらに、初診の患者さんは「身長・体重測定」「既往歴(今までにかかった病気)」「現病歴(現在の病状)」「現在服用中の薬」「家族歴」「食物・薬アレルギーの有無」など、確認が必要なことが山ほどあります。
クリニック開業直後で全員が ”初診患者さん” のため、『受付〜診察』までの時間がどうしても長くなる傾向にありました。
電子カルテの ”裏機能”
当院で導入した電子カルテは通常の診療録機能の他に、『診療分析機能』という ”裏機能” があります。
受診患者さんの「平均年齢」や「男女比」、「なんの病気で通院されている方が多いか」などなど、様々な分析ができるんです。とってもお利口な電子カルテです。
分析機能の一つに「診療時間平均」という項目があります。
これは「受付〜診察〜処置〜会計」までにかかった時間の平均を表したものです。
開業直後は「71分」、現在は「53分」
開業直後の4月の数値を見てみると・・・受付→会計に平均で「71分」もかかっていたことがわかりました。
電子カルテの使い方に慣れておらず、処方箋がうまく印刷されなかったり、プチトラブルが何度かあったのも原因ですが、何よりも「全員が新患」というのが大きいです。
5月の平均は・・・「53分」! 20分近くも短縮できました!
まだまだ初診患者さんが大多数なのですが、私もスタッフも「できる限りお待たせしたくない」という思いで全力で診療に当たっております。
今後もさらなる ”短縮” を目標に精進いたします。
立川綜合病院時代の「3時間待ち」という伝説だけは再現しないようにします( ;∀;)
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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