みなさんこんにちは。
『英会話』に関するお話です。
chat GPT
みなさんは『chat GPT』をご存知ですか?
知っている方は結構な ”ガジェットマニア” かもしれません。
chat GPTは2022年11月にサンフランシスコのOpenAI社が生み出した最新のAIチャットボット=「オリジナルのテキストを生成することができる人工知能ツール」です。
対話型のサービスで、質問に答えてもらうことも、クリエイティブなプロンプトを入力すること(「海を背景にしたビジュアルエフェクトの作り方は?」とか)もできますし、詩や歌、エッセイ、短編小説、コードなどを書いてもらうこともできます。日本語にも対応しています。
何がすごいのか
今までも会話形式で受け答えをしてくれるAIボットは数多く存在していました。しかし、いずれも ”不自然” な受け答えで、コンピュータが答えているのが丸わかりでした。
いま大注目のchat GPTは、ありえないくらい自然な受け答えで、不気味なくらいくらい ”人間的” な対話なんです。
英語での対話はもちろん、日本語もかなり流暢で、「そうそう、いい忘れていましたけど〜」みたいな人間的やり取りが含まれています。
だから?
chat GPTは単なる「会話のAIボット」ではなく、ものすごく頭がいいんです!
どのくらい頭が良いのかというと、「侍が主人公の小説を書いて」と司令すると、物語の大枠を書いてくれるほどの秀才です。
なんで興奮しているの?
で、なんで私が興奮しているのかというと、”この『chat GPT』を利用した「英会話アプリ」が英語学習にかなり使えそう” なんです。
英会話アプリ『スピーク』
英会話アプリ『スピーク』は上記のchat GPTのAIシステムを利用した英会話アプリです。2月9日から日本語対応が始まり、AI相手に ”ものすごく自然な” 会話ができるということで、かなりの話題になっています。
英会話アプリ「スピーク」より引用
英会話塾に通わなくても良くなるかも
スピークの英語文章はネイティブの人から見ても流暢で自然な文章なようです。
従来の対人型の英会話学習では、英語が思い浮かばないなどして講師を待たせることに気を遣い、徐々にレッスンへの参加頻度が減少し、スピーキングのスキル向上に至らないまま止めてしまうといった課題がありました。
一方のスピークは、AIとの会話であるため、恥ずかしがりの日本人にうってつけのスピーキング学習ができると期待されています。
英会話能力が必須の時代
中学校〜高校〜大学・短大・専門学校と英語学習をしてきた人が多いと思いますが、外国人と普通に話せますか?
私は話せません!!!
全く英語ができないわけでは有りませんが、少なくとも”普通には” 話せません。
かねてより日本の英語教育では「会話能力」が圧倒的に足りないことが指摘されています。ともかく自ら英語で話しをする場が少ない。個人的には英文を読むことより、日常会話のほうが大事なんじゃないかと思っています。
今後はもっともっとAIが発展
chat GPT以外にも ”めちゃくちゃ頭のいい” AIがいくつも開発中だそうです。もしかしたら本当に「英会話塾」が不要の時代が迫ってきているかもしれませんね。
クリニックにも徐々に国際化の流れが来るかもしれないので、「英会話の勉強しなきゃな〜」と思って今回の記事を書きました。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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