アレルギー全般

急な寒気でアレルギー悪化

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Dr.小柳

みなさんこんにちは。
急な寒気で調子悪い人が多いみたいです。。。

寒暖差が激しいとアレルギーは悪化

9月の猛暑から急激に気温低下

9月下旬まで30℃を超える日が続き、ずっと半袖で過ごしていたのですが、10月に入った途端に急激な寒気がやってきました。最高気温が20℃を超えない日が増えてきました。

寒い。
とか言いつつまだ半袖で過ごしている時間が長いです。基本的に冬でも薄着なほうです。

『慢性じんましん』『喘息』の人は明らかに悪化

1日の寒暖差が非常に激しいのですが、この時期は『じんましん』『喘息』がとても悪化しやすい時期です。連休明けの今日は「じんましんの悪化」と「喘息の悪化」のオンパレードでした。

特にじんましんは新規発症の方が数名いらっしゃいました。今まで1回も蕁麻疹が出たことがなかった人が数日前から突然じんましんが出るようになり、繰り返しているとのことでみなさんかなり参っている様子でした。

じんましんは皮膚の温度変化が悪化の一因であり、寒暖差が激しい秋に悪化しやすいようです。外来を見ていても例年その傾向があるようなので間違いなさそうです。

冬布団に気をつけましょう!

寒くなり、羽毛布団など『冬布団』を出してきたかたも多いのではないでしょうか?

この『冬布団』、要注意ですよ!

半年以上使用せずに押し入れにしまっておいた布団は夏場にダニが大量繁殖しています。押入れから出してそのまま使うと、ダニが大量に這い出し、ダニアレルギー持ちの人がそれを吸い込むとひどい鼻汁・鼻閉・目の痒み・喘息発作をもたらします。

今日の外来でも「押入れから『羽毛布団』を出してきて使用したら調子が悪い」という方がいらっしゃいました。

長期間使用せずにしまっていた布団は使用する前に天日干しまたは布団乾燥機で乾燥させ、外でよく叩いて掃除機で吸ってから取り込みましょう。乾燥させるだけではダニはあまり減りません。布団叩きで叩いたり、掃除機でよく吸うことでダニを減らすことができます。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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