食物アレルギー

皮膚を介した食物アレルギーのメカニズム

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にゃっほー

にゃほー。
また日本の研究者による大発見だよ!

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Dr.小柳

みなさんこんにちは。
食物アレルギーと皮膚の関連が指摘されてからしばらく経ちますが、やっとメカニズムがわかってきたようです!

皮膚を介した食物アレルギーのメカニズムの1つが解明された

「食物アレルギーの多くは皮膚から感作される」「スキンケアを行うことで食物アレルギーを予防できる可能性がある」など、近年の研究で ”皮膚” が食物アレルギーに深く関わっていることが指摘されています。しかし、そのメカニズムについてはほとんどわかっていませんでした。

今回、東大の研究チームから「皮膚と食物アレルギーの関連メカニズムの一部が判明したよ!」という研究結果が出たようです!

元記事

皮膚を介して食物アレルギー発症 メカニズムを初解明 東大など(Yahooニュース 2025.7.5 毎日新聞記事)

  • 湿疹や乾燥肌などで荒れている皮膚にアレルゲンが付着すると「プロスタグランジンD2(PGD2)」という物質が増加し、同時にアレルゲン特異的抗体が産生されることを確認した。
  • 受容体の働きを抑える薬を皮膚に注射すると、抗体の産出とアレルギー症状が抑えられた。

東大プレスリリースより

毎日新聞記事より

食物アレルギー体質が出来上がるメカニズムの1つかもしれない

今まで食物アレルギー体質が出来上がるメカニズムについては詳細がほとんどわかっていませんでした。ですが、今回の発見はもしかしたら食物アレルギー体質が出来上がってしまうメカニズムの1つかもしれません!

詳細なメカニズムがわかれば、近い将来、『食物アレルギーの予防』ができるようになる可能性があります。

さらなる検証が必要

皮膚で起きている化学変化はものすごく多くの細胞や物質が関与しており、実際はこんなに単純な図にはなりません。

今回の発見が将来の食物アレルギー治療・予防に寄与するかどうかは今後の追加研究にかかっています。期待して続報を待ちましょう!

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Dr.小柳

食物アレルギーの予防という観点では日本の研究が目立っています。今後も世界をリードしてほしいですね!

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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