食物アレルギー

ナッツアレルギー

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2021/07/91bfe02ace532bee28130dd052a8541e-1.png?resize=300%2C300&ssl=1
にゃっほー

にゃほー。
昨日の続き、『ナッツアレルギー』についてだよ!

ナッツアレルギー

「ナッツ類」と一括りにしてはいけない

昨日のブログでもお話ししましたが、ナッツアレルギーはナッツの種類ごとに反応が異なる患者さんがほとんどです。全てのナッツで症状が出てしまう方は稀です。

たくさんの種類のナッツが存在しますが、1種類ずつ、「アレルギーあり」「アレルギーなし」を判断する必要があります。

近縁のナッツ同士は成分が非常に似ている

ナッツアレルギーは個々のナッツで判断が必要ですが、近縁種のナッツ同士は構成成分が非常に似ているため、同じような反応を示すことが多いです。

マメ類、ナッツ類の生物学的分類

バラ亜綱 マメ目 マメ科 ラッカセイ属 ラッカセイ
ダイズ属 ダイズ
エンドウ属 エンドウ豆
バラ目 バラ科 サクラ属 アーモンド
ムクロジ目 ウルシ科 カシューナットノキ属 カシューナッツ
カイノキ属 ピスタチオ
ヤマモガシ目 ヤマモガシ科 マカデミア属 マカデミアナッツ
キク亜目 ゴマノハグサ目 ゴマ科 ゴマ属 ゴマ
マンサク亜目 クルミ目 クルミ科 クルミ属 クルミ
ペカン属 ペカンナッツ
ブナ目 ブナ科 クリ属 クリ
カバノキ科 ハシバミ属 ヘーゼルナッツ
ビワモドキ亜綱 アオイ目 アオギリ科 カカオ属 カカオ
サガリバナ目 サガリバナ科 ブラジルナッツ属 ブラジルナッツ

この中でも、”同じ科” に属するナッツはかなりの近縁種であり、およそ9割以上の成分が一緒と言われています。(マメ科は例外で、アレルギーに関与する成分は個々で差がある)

例えば、クルミアレルギーがある人にとって、同じクルミ科のナッツであるペカンナッツ(ピーカンナッツ)は成分がほとんど一緒のため、クルミを食べた時とほとんど一緒の反応(症状)が出ます。

カシューナッツとピスタチオも同様です。カシューナッツアレルギーの人はピスタチオも除去した方が良いです。逆にピスタチオでアレルギー症状が出た人はカシューナッツも除去してください。

クルミ=ペカンナッツ(ピーカンナッツ)
カシューナッツ=ピスタチオ

ナッツ類には血液検査(特異的IgE検査)が無いものも存在

食物アレルギー体質の有無を推測する上で大事な血液検査(特異的IgE検査)ですが、全てのナッツで調べられるわけではありません。

上の表で言えば、クリやマカデミアナッツは一部の研究室でしか検査することができません。

血液検査ができないナッツのアレルギーを判定するために『プリックテスト(皮膚検査)』を行うことがあります。(プリックテストについてはそのうち特集します。)

ナッツアレルギーはアナフィラキシーを起こしやすいので注意しましょう

ナッツアレルギーは少量でアナフィラキシー症状(全身のアレルギー症状)を起こしやすい傾向があります。

幼児期に生まれて初めて食べさせるナッツは、「少量からチャレンジ、後日徐々に増量」を心がけましょう。

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2021/10/ym196966341910114216315.png?resize=256%2C256&ssl=1
Dr.小柳

ナッツアレルギーは複雑でマニアックな分野です。ご心配な方は外来受診時などにご相談ください。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

クリックで『いいね!』 (4 いいね!)

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。