にゃほー。
そろそろインフルエンザ予防接種の時期だよ!
インフルエンザ予防接種
今年はワクチンの流通が少ない?
例年、市内では10月からインフルエンザ予防接種が開始されています。今年もそろそろ予約を開始した施設が多いようです。
ただ、今年はワクチンの供給量が少なく、10月の供給量は「昨年の6〜7割程度にとどまりそうだ」とのことです。
ワクチンの供給不足はインフルエンザワクチンに限ったことではなく、コロナ禍などが影響して世界の物品流通が滞っており、製造資材が不足して各種ワクチンの製造に影響が出ているようです。
厚生労働省からの通達によると、インフルエンザワクチンについては、供給が遅れるものの、最終的には例年水準まで達する見込みとのことです。
とは言っても、おそらく10月・11月はどこの施設でもワクチン不足の状況になりそうです。立川綜合病院に入ってくるワクチンも少ない見込みとのことです。接種希望の方はスタッフにお問合せください。
今シーズンのインフルエンザ流行はある?
非常に予測が難しいですが、個人的な予想としては「昨年と同様、ほとんど流行らない」のではないかと考えています。
理由はいくつかあります。
- 例年だと9月から東京などの都市部から流行がスタートするが、今シーズンのインフルエンザ報告数は今の所ごくわずか。(全く流行らなかった昨年よりもさらに少ないペース)
- 今年の春〜夏にかけて小児でRSウイルスが大流行したが、保育園/幼稚園での流行がメインだった。昨年は新型コロナの流行が始まったばかりで、乳幼児もマスク着用が当たり前だったが、今年は乳幼児では1日中マスクをさせるのは危険との判断から、園に通う子どもたちはほとんどマスクを着用していなかったため流行したのではないか?
- インフルエンザ流行の中心は学童であり、コロナ禍がまだ収束しないため、小学校〜大学はマスク着用の生活が続く見込み。インフルエンザはおそらく新型コロナよりも感染力が弱く、みんながマスクを着用している環境では大流行しづらいと思われる。
あくまでも個人的な予想です。今年のRSウイルス大流行は全く予見できませんでしたので、あまり当てにしないでください。
インフルエンザワクチンは感染予防効果よりも重症化予防効果に優れている予防接種です。インフルエンザが大流行してしまった時のことを考えると、可能なら予防接種を受けるのをお勧めします。
今のところ、インフルエンザワクチンの流通が少ないんだって!希望する人みんなが摂取できるといいね!
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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