にゃほー。
今日はジェネリック医薬品についての補足だよ!
オーソライズド・ジェネリック
一昨日の記事で解説するのを忘れていました
一昨日の記事 ”ジェネリック医薬品ってどうなの?” でジェネリック医薬品について特集しました。が、『オーソライズド・ジェネリック医薬品』について解説するのを忘れていたので、今日は補足記事です。
オーソライズド・ジェネリック医薬品とは
オーソライズド・ジェネリック(AG:Authorized Generic)医薬品とは、直訳すると「許諾を受けたジェネリック医薬品」です。
以下の2種類があります。
- 新薬(先発品)の特許が切れた後、新薬(先発品)メーカーからお墨付きを得た上で、”有効成分、添加物および製法等が新薬(先発品)と全く同一のジェネリック医薬品
- 新薬(先発品)の特許が切れる前に、特許使用の許可を得て優先的に先行販売されるジェネリック医薬品(有効成分、添加物、製法は先発品と一緒)
オーソライズド・ジェネリック = 新薬(先発品)と ”全く同じ” 薬を他のメーカーが許可を得て作ったもの
先発品と ”全く一緒” という安心感
先日の記事で、ジェネリック医薬品には先発品よりも「優れているもの」「劣っているもの」どちらも存在することを解説しました。
それに対し、オーソライズド・ジェネリックは先発品と全く同一の医薬品ですので、効き目も副作用の出る確率も全く一緒です。
従来のジェネリック医薬品は副作用などのデータがやや不足していますが、オーソライズド・ジェネリックでは先発品のデータが蓄積されており、とっても安心です。
薬価も先発品と比べて少し安く設定されることが多いようです。
「ジェネリック医薬品の中には効果が劣るものもあるよ〜」とお話ししましたが、オーソライズド・ジェネリック医薬品は新薬・先発品と全く同一の医薬品です。安心して利用できます。
オーソライズド・ジェネリック医薬品はまだ少ないですが、興味がある方は処方を受ける薬局さんでご相談ください
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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