秋からさまざまな食品が値上げ
10月以降、さまざまな食品が値上げしています。
サラダ油、マヨネーズ、豆腐、コーヒー、食パン 等々・・・
主に原料を輸入に頼っている食品の値上がりが続いています。
値上げの理由
食品に限らず、様々な物の値段が上がり始めています。
理由として、原油価格の上昇、輸送コストの上昇、コロナ禍で様々な製品の生産力が落ちてしまったことなどが挙げられていますが、最も根本的な原因は「円安」だろうと思います。
1年前は ”1ドル103円” でしたが、今は ”1ドル114円” です。何と1年で1割も円安が進んでいるんです!
1ドル分の小麦粉を買うのに1年前なら103円で買えたのに、今は114円かかるんです。
私は経済学の専門家ではありませんが、今の円安は異常であることはわかります。今後も、この円安傾向は続き、物価はどんどん上昇するようです。
円安に並行して給料が上がれば大丈夫ですが、しばらくは「給料そのまま、物価だけ上昇」の可能性が高いそうです(;_;)
食物アレルギー治療に使用している既製食品も値上げ
私の外来では、食物アレルギーの治療のため、鶏卵や乳を含んだ加工食品(既製品)をよく利用します。既製品を利用するのは、準備が楽なのと、加工度合いが一定なので、アレルゲンの強さがぶれない(一定になりやすい)ためです。
乳含有食パンだったり、鶏卵含有のハムだったり。
今後これらの食品もきっと値上がりしていきます。もし、これらの食品の購入が家計の負担になるようでしたら、代替案を一緒に考えますので、遠慮なくお声がけください。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
コメント