にゃほー。
食物アレルギーの人、今日の話題は必見だよ!
食品のリニューアルは要注意!
値上げのタイミングなどでリニューアルされることが多い
昨日の話に関連するのですが、パッケージ食品のリニューアルは値上げのタイミングで行われることが多いそうです。
何とか値上げするのを避けようと、安い原材料に替えたり、量を気づかない程度減らしたり。消費者の家計に負担をかけまいという企業努力もあります。
この秋に様々な食品の値上げが予定されていますが、一部の商品でリニューアルもあるようです。
リニューアルで原材料が変更される危険
リニューアルのタイミングで、味に変化をつけるために原材料が大きく変更されることがあります。
例えば ”食パン”。
今まで『乳』を全く使用していなかった食パンなのに、リニューアルから ”乳” を含むようになったりすることがあるんです!
乳アレルギーで完全除去を続けている人が、普段、”乳なし” の食パンだと思って買っているものが、ほとんど前触れもなく、急に ”乳含有” 食パンに変更されちゃうんです。恐怖でしかありません。
実際に私のもとに通ってくれている患者さんで、食品リニューアルでアレルギー食材が使用されるようになってしまったために具合が悪くなった方がいらっしゃいました。
リニューアルしてもパッケージが変わらないことも
大幅なリニューアルの場合、パッケージが変わることが多いので、買う時に気づきます。しかし、小規模のリニューアルの時はパッケージにほとんど変化がないことがあります。
以前のパッケージとほとんど変わらないデザインで、「おいしくなりました」「リニューアル」などの文字が小さく書かれるだけのこともあります。
さらに、パッケージに見た目の変化がほとんどない場合もあります。
食物アレルギーの方でも、普段からよく購入している食品は裏書(原材料表記)を確認しないことが多いのではないかと思います。しかし、予告なく原材料に変更が加えられることがあるので、購入の際や食べる際に必ず『原材料表記』を確認する癖をつけましょう!
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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