食物アレルギー

”小学生が開発した” 食物アレルギーアプリ

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にゃっほー

にゃほー。
”小学生が開発した” 食物アレルギーのアプリがあるんだって!

食物アレルギー情報アプリ『allergy(アレジー)』

アプリ甲子園2015 優勝作品

「アプリ甲子園」は、次世代を担う若手クリエイターの発掘と健全な育成支援を目的として2011年より開催されているスマートフォン向けアプリ開発コンテストで、全国の中学生・高校生が参加対象です。(小学生も特別参加可能)

2015年の優勝作品が『allergy(アレジー)』です。

参考サイト
BCN+R 「自らの経験から生まれた食物アレルギーアプリ」

小学6年生が自分の体験を基にアプリ開発

開発したのは『中馬慎之祐くん』。受賞当時は小学6年生だったそうです。

“幼少期に「鶏卵アレルギー」の体質があり、海外旅行をした際にレストランなどで食事をする際にうまく伝えることができず非常に困った” という経験からこのアプリを開発したそうです。

食物アレルギー情報アプリ『allergy』

『allergy』はiOS用のアプリで、ダウンロードはこちら

  1. 自分の食物アレルギー食材を「乳・卵・魚介類・甲殻類・ナッツ類・小麦・落花生・大豆・そば」の中から選択
  2. 翻訳先の言語を「日本語・英語・フランス語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・ドイツ語・韓国語・スペイン語・イスラム語・タイ語」の中から選択
  3. 「私はアレルギー体質があるので(1で選択した食材)が食べられません。」という内容が(2で選択した言語)で表示される

アプリの機能はいたってシンプルですし、対応食材も少ないため、実用するためにはもう少し改良の余地はあるかもしれません。

でも、これ、小学生が作ったんですよ!!! 凄すぎます。

「アレルギー体質であること」をバネに飛躍する

作者は「アレルギー体質」の経験があったからこそ、優勝作品を開発できたんだと思います。

「アレルギー体質」は生活する上で “ハンデ” ではありますが、しっかりと対応法を学べばし “小さなハンデ” に変えることができると思っています。さらに、その貴重な経験を最終的に『自分の力に変える』ことができれば、理想的なのかなと思います。

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Dr.小柳

私も子どもの頃に喘息で何回も点滴治療をした経験があります。その経験から、アレルギー疾患に興味を持つようになり、医師となり、アレルギー専門医に至りました。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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