アレルギー全般

冬はアレルギーの大敵

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にゃほー。
寒くなってきたけど、みんな風邪ひいていないかな?
今日は「冬になるとアレルギーは悪化しやすい」というお話だよ!

アレルギー疾患は秋〜冬が悪化のピーク

気管支喘息

過去の記事でも度々お話ししていますが、気管支喘息の主な原因は2つ、『呼吸器感染症(風邪など)』と『ダニ・ハウスダストアレルギー』です。

これらが原因で『気道過敏』という状態になり、運動時や煙を吸ったとき、冷気を吸ったときなどに咳き込む症状が出ます。

  • 冬はさまざまな呼吸器感染症が流行る時期
  • 冬は夏と比べて身の回りのダニ・ハウスダストとの接触が増える(寝具・カーペットなど)
  • 冬は冷気を吸い込む機会が多い

上記の理由から、気管支喘息は悪化しやすい時期と言われています。

アレルギー性鼻炎・結膜炎

アレルギー性鼻炎も気管支喘息と同様、冬に悪化します。

アレルギー性鼻炎・結膜炎の主な原因は『ダニ・ハウスダストアレルギー』と『花粉アレルギー』です。

上記の通り、冬はダニ・ハウスダストが激増します。また、早いと2月上旬からスギ花粉の飛散が始まりますので、ご注意ください。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎も冬に悪化します。

  • 冬は部屋の湿度が低下しやすく、ドライスキンになりやすい
  • 冬は寒暖差が激しく、入浴後や起床時の皮膚のかゆみが増強しやすい

以前の記事でお伝えしましたが、アトピー性皮膚炎、特に小児のアトピーに関してはドライスキン(乾燥肌)が一番の悪化因子となります。

また、皮膚は寒暖差が強いとかゆみを強く感じやすいという性質があります。

食物アレルギー

食物アレルギーは冬だからメチャクチャ悪化するというわけではないのですが、私の個人的な感覚として、冬に誤食発作が増える傾向があるように感じています。(そのうちデータをまとめたいと思います)

日常生活では自宅・園/学校とも、誤食しないように細心の注意を払っているため、実際に誤食してしまうことはまれです。しかし、冬はハロウィン・クリスマス・正月・節分など、様々なイベントが連続します。このようなイベントでは、祖父母の家に遊びに行ったり、お友達からお菓子をもらったり、誤食につながりやすい状況が多々あります。

自宅で過ごしている時間の方が圧倒的に長いにも関わらず、誤食発作はイベント時が多い傾向にあるようです。現在はコロナ禍のため、他人はもちろん、親戚や祖父母とも食事をする機会が減っていると思いますが、今後コロナが落ち着いてきてからは誤食発作に注意しましょう。

じんま疹

じんま疹について以前の記事でまとめましたが、寒暖差が悪化因子として重要です。

秋〜冬にかけては室内と外気の温度差が激しく、冷えた皮膚が急に温められるとじんま疹が出やすいと言われています。特に入浴でじんま疹が発症することが多いです。

じんま疹が繰り返し出ているときは入浴を控え、シャワーだけにするなどの工夫も必要です。

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Dr.小柳

冬はアレルギー体質の方にとって大敵です。
『ダニ・ほこりを減らす努力』『人との接触を減らして風邪をひかない努力』『寒暖差を避ける』『イベント時などの誤食に注意をする』など、ある程度は努力により症状の悪化を防ぐことは可能です。
残念ならが症状が悪化してしまった時は無理をせず、早めに診察を受けるようにしましょう!

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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