みなさんこんにちは。
今日は新型コロナの最新情報をお届けします。
オミクロン株BA.5はワクチンによる予防効果が減弱
今日、国内の新型コロナ新規感染者数が15万人を突破しました。1日で15万人以上ですよ!
正直、コロナ禍の第7波の感染者増加スピードにびっくりしています。
なぜこんなに感染者が急激な爆増を見せていのかというと、現在主流になっている新型コロナウイルス、オミクロン株BA.5は予防接種(ワクチン)による免疫機能をすり抜けて感染してしまうらしいです。
オミクロン株のBA.1やBA.2に対するワクチンの感染予防効果は6〜8割程度あったようなのですが、BA.5に対しては2割程度しかないようです。(まだ正確な統計データは出ていませんが、現時点までに報告されているデータから推計)
つまり、「予防接種を3回以上受けている人でも感染してしまう」ということです。
ワクチンによる重症化予防効果はまずまずらしい
ワクチンによるBA.5に対する感染予防効果はあまり期待できないようですが、重症化を予防する効果はまずまず期待できるようです。(こちらもまだ正確なデータがあるわけではありませんが、現時点までの報告でそこそこ期待はできそうです)
BA.5はBA.1/BA.2よりも症状が重い可能性
つい先日、フランス公衆衛生局から『BA.5の症状はBA.1やBA.2と比べて有症状期間が長く、やや症状が重い』ことが報告されました。
第6波の状況から、「オミクロン株は軽い」というイメージを持たれた方が多いかもしれませんが、今回主流になっているBA.5は明らかに症状が重い傾向があるようです。
おそらく今回が最大の正念場
第7波は「行動制限は不要」と政府からアナウンスされたこともあり、感染爆発の状況でもあまり気にせずに外出されている方も多いようです。
しかし、あまりにも急激な患者増加のため、医療機関の対応が追いついておらず、すでに都市部では救急車の搬送先が見つからない「医療崩壊」が始まっているようです。
1〜2週間のうちに「1日の新規感染者が30万人以上」というのが現実味を帯びてきました。
現時点での状況から考えると、「1日で30万人以上の新規感染」は都市部だけでなく、地方でも医療現場の崩壊の危険があります。
『救急車が受け入れを拒否される』という状況だけは絶対に避けてほしいです。長岡花火は無事に開催できるのでしょうか・・・心配が尽きません。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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