にゃほー。
ちょ、ちょっと!!!
今日のタイトル・・・やばいよ。
みなさんこんにちは。
タイトルはアレですが・・・とても真面目なお話です。
みなさんついてきてくださいね。
”おちんちん” についてのお悩み
男の子を育てている保護者の方、なかなか相談しにくい ”あの悩み” について解説します。
ズバリ!
「むくの?むかないの?」です!!
乳幼児健診をしていると度々ご相談をいただきます。
かなり多くの保護者さんが悩んでいるようです。
今日は私の考えを述べたいと思います。
むくの? むかないの?
- 「おちんちんは皮がかぶっているとバイ菌が溜まりやすくなるからむいたほうが良い」
- 「成長に伴って自然とむけるから、いじらなくて良い」
- 「包茎になるとヤバいから絶対にむいたほうが良い」
- 「むこうとしたらすごく痛がるんだけど・・・」
みなさん、何が正解だと思いますか?
自身を持って答えられる人はいないと思います。
なぜなら、『誰も習ったことがない』から。
パパさんに聞いてみたママさんも多いと思いますが、きっと曖昧な答えをされた人がほとんどだと思います。
なぜなら、『パパさんもよくわからない』から。
「いやいや、男なんだからわかるでしょ?」というセリフが聞こえてきそうですが、パパさんは自分の物しか知りません。しかも、乳幼児の頃に「むいた」か「むかなかった」かなんて、知らないんです。
小児科医に聞いてみると・・・
「それなら、小児科医に聞いてみよう!」となるわけですが・・・勇気を出して聞いてもモヤモヤしているはず。
なぜなら、『小児科医もよくわかっていない』から。
医者になるための勉強で乳幼児のおちんちんを「むく」か「むかないか」なんて勉強はしません。小児科医になって、乳幼児健診のときなどに保護者の方から相談されて、初めて『!?』となる話題だったりします。
正解は?
おちんちんの教科書
「むく」「むかない」問題の正解の前に、こちらをご紹介。
泌尿器科の岡田百合香先生がこの『おちんちん問題』に全力で取り組んでいらっしゃるようです。
【全国のママ・パパへ!】誰にも聞けないモヤモヤを解決する、おちんちんの本ができました!
出版社のプレスリリースへのリンクです。
先に断っておきますが、私はこの本をすべて読んだわけではありません。数ページ読んだだけです。
しかし、かなり詳細に書いてあり、医学的にもとても正確な情報が掲載されている印象です。数ページ読んだだけで良書であると確信しました。
税込み1,760円とややお値段が張りますが、本気で悩んでいる方、読んでみてはいかがでしょうか?
(注:この本を買っていただいても私には何の利益もございません。純粋に良書だと思ったので勝手に紹介しているだけです。ご了承ください。)
私の考え
わずかしか読んでいないので、上の本になんて書いてあるかわかりませんが、『私の考え』を述べておきます。
包皮を尿道口が見える程度にむいて洗ってあげる。完全にむく必要は無い(というか痛い)。
むく場合
メリット
亀頭全体を洗うことができるため、雑菌が繁殖しにくくなり亀頭包皮炎を予防できる。
真性包茎を早期発見できる。
デメリット
幼小児のうちは包皮をむくと痛い(亀頭が非常に過敏な粘膜なので触れられるとピリピリ痛い)。
むかない場合
メリット
痛くない。
デメリット
雑菌が溜まりやすくなり、亀頭包皮炎をきたすことがある。
真性包茎に気づきにくい。
皮に包まれている亀頭が、皮をズリ下げても全く見えない場合は真性包茎かもしれません。この場合、将来的に治療が必要になる場合があります。
いかがでしたか?なかなか他人に聞きづらい話題ですし、何が正解なのかもよくわからない分野ですが、少しでも参考になれば幸いです。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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