Dr.小柳
みなさんこんにちは。
今日はアナフィラキシー関連の話題です。
アナフィラキシー
アナフィラキシーとは
アナフィラキシーは、アレルギー反応でも特に重篤な状態であり、「アレルゲンなどの侵入により複数の臓器に全身性にアレルギー症状があらわれて生命に危機を与え得る過敏反応」と定義されています。 複数の臓器とは、皮膚・呼吸器・消化器・循環器・神経などを指します。(アレルギーポータルさんHPより)
簡単にいうと「全身でアレルギー反応が起きている重篤な状態」ということです。
アナフィラキシーの原因
アナフィラキシーの原因として、「食べ物」や「ハチ刺され」などはすぐに思い浮かぶかと思います。
注目すべきは「不明」!
なんとアナフィラキシーの20%は原因不明で起きているのです!!!
原因不明のアナフィラキシーは結構多い
実際、私の外来でも、「原因不明のアナフィラキシー」患者さんが数名いらっしゃいます。
アナフィラキシーになった時の状況から、「食べ物」「薬」「ハチ刺され」「運動」などは明らかに違うようです。本当に「原因不明」としか言いようがないアナフィラキシーなんです。
このような場合でも、再びいつアナフィラキシーを起こすか予測できないため、エピペンを処方します。
Dr.小柳
アナフィラキシーは食事などと関係なく、いつでも起きる可能性があります。気をつけましょう!
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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