にゃほー。
花粉症のみんな!今日は眼のケアについてだよ!
花粉症シーズン真っ盛りですが、みなさん大丈夫ですか?
今日は眼のケア『洗眼』についてお話します。
洗眼
今日のテーマは『洗眼』です。洗顔ではなく『洗眼』ですよ。
コロナ禍だったこともあり、近年は外出時にマスクをするのが当たり前となっていました。
花粉症シーズンに入りましたが、マスクのおかげなのか鼻炎症状はわりと軽度の方が多く、マスクでカバーされていない眼の症状が強く出ている方が多いイメージです。
アレルギーの基本は「アレルゲンを体から離す」
花粉症に限らないのですが、アレルギー治療の最も基本にして重要なことは「アレルゲンを体から離す」ことです。
食物アレルギーなら「口に含んしまった原因食品を吐き出させる」、金属アレルギーなら「原因になっている金属を体から離す」、「イヌアレルギーなら体に付着したイヌの毛を洗い落とす」等々・・・
アレルギー症状が出ると真っ先に ”飲み薬” を考える人が多いですが、まず真っ先にやるべきことは『アレルゲンを体から離す』ことです。
アレルギー発症時はまず『アレルゲンを体から離す』!
眼のアレルギー症状には『洗眼』
花粉症などによる眼のアレルギー症状で、まず真っ先にやるべきことは「眼を洗うこと」です。
ついつい点眼薬をさしたくなりますが、点眼薬だと眼の表面に付着した花粉が眼の奥に入り込んでしまう恐れがあります。
点眼薬をさす前に、「眼を洗う」のがお勧めです。
アイボンホームページより
洗眼方法
最初に
洗眼を行う前にまず「洗顔」をしましょう!
眼の周囲やまつげに付着した花粉が、洗眼をすることでかえって眼の中に入り込んでしまうのを防ぐためです。
水道水
一番手っ取り早い洗眼方法は「水道水」です。
手のひらや洗面器などに水道水を張って顔を付け、まばたきをして眼の表面を洗います。手軽にできて良いのですが、浸透圧の関係で眼がしみることがあります。
カップ洗眼
「アイボン®︎」のヒットで一躍メジャーになりましたが、上図のようにカップに洗眼液を入れてまばたきするタイプの洗眼方法です。近年、このタイプの洗眼液は多くの種類が販売されています。
人工涙液
人工涙液(マイティア®︎など)を多めに点眼して眼の表面を洗う方法です。”1滴だけ” 点眼では洗ったことにならないので、流れ出るほど ”多めに” 点眼するのが重要です。
花粉症で眼の症状に困っている方、目薬の前に『洗眼』が大事です。試してみてくださいね!
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
コメント