アレルギー性結膜炎

頓用よりも連用のほうがよく効く(花粉症目薬)

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Dr.小柳

いや〜今年の花粉症やばいですね〜。例年の比じゃない症状の強さです。
今日は花粉症の目薬についてワンポイントアドバイスです。

抗ヒスタミン点眼薬

花粉症の眼症状に対して最も多く処方されるのが『抗ヒスタミン点眼薬』です。

点眼薬は内服薬と比べて「眼がかゆくなったときに使用してくださいね〜」と頓用を指示されることが多いと思います。しかし、花粉症の眼症状が強い方は『頓用』よりも『定期使用』をお勧めします。

『頓用』よりも『定期使用』を勧める理由

先日のブログで「抗ヒスタミン剤は”症状が出る前から”服用すべし」という記事を書きました。かなりマニアックな記事ですので、真面目に読まなくても良いです^^;

簡単に言うと、抗ヒスタミン剤は症状が出てくる前から定期使用することで最も強い効果を発揮します。これは点眼薬でも同様です。

私も外来では眼症状がそれほど強くなさそうな方には『頓用』を指示することが多いのですが、毎日眼症状が強い方には連日定期使用をお勧めしています。

一般的な抗ヒスタミン点眼薬(処方薬)

  • アレジオン点眼液、アレジオンLX点眼液
  • パタノール点眼液
  • リボスチン点眼液
  • ケタス点眼液

このあたりが割とよく処方される抗ヒスタミン点眼薬になります。

※上記のように、眼症状の強い方には『定期使用』をお勧めしますが、所定の用法を超えた頻回使用はしないようにご注意ください。

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Dr.小柳

花粉症で困っている方が一人でも減るように情報収集に励みます!

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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