アレルギー性鼻炎

鼻うがいのススメ

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2022/05/91bfe02ace532bee28130dd052a8541e.jpg?fit=300%2C300&ssl=1
にゃっほー

にゃほー。
『鼻うがい』って何?!

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2021/10/ym196966341910114216315.png?fit=256%2C256&ssl=1
Dr.小柳

みなさんは『鼻うがい』やったことがありますか?

鼻うがい

昨日のブログでアレルギー疾患は『アレルゲンを体から離す』のが重要であることをお伝えしました。

眼に付着した花粉を取り除く『洗眼』が花粉症での眼症状の緩和に効果的なのと同様、鼻に入り込んだ花粉やダニなどを取り除くのが『鼻うがい』です。

今日は『鼻うがい』についてまとめます。

鼻うがいは最も手軽なケア

花粉やダニ・ハウスダストなどが引き金となるアレルギー性鼻炎。いまや国民の半数以上が罹患しているというデータがあります。

アレルギー性鼻炎の症状に対して、ついつい内服薬や点鼻薬などの薬に頼りがちですが、最も手軽なケアとして『鼻うがい』があります。

鼻うがいの効果

上図は「NHK健康チャンネル」さんからの引用でーたですが、1日2回の『鼻うがい』を1ヶ月続けると、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・日常生活への支障のすべての項目で自覚症状が劇的に改善しています。

もしかすると内服薬を飲むのより効果があるかもしれません。

鼻うがい方法

「生理食塩水」または市販の「鼻うがい洗浄液」を使用する

鼻うがいでは生理食塩水(濃度:0.9%)を使用するのが一般的です。約37〜38度の「人肌」程度が目安。温度が高いとやけどのリスクがあり、低いと痛みを生じます。

水道水は浸透圧の関係でかなりの痛みが生じます。さらに、鼻の中の線毛細胞にダメージを与える可能性があるため、鼻うがいで水道水を利用するのはお勧めできません。

最近は「鼻うがい洗浄液」が多くの薬局さんで販売されており、鼻うがい専用容器も付属しています。自分で生理食塩水を用意するよりも手軽です。

水流の勢いに注意

鼻うがいの洗浄液の強さは「強すぎず、弱すぎず」。強すぎると痛みを感じたり、鼻の粘膜を傷つける可能性があります。弱すぎるとうまく洗浄できない場合があります。

痛みを感じない程度の ”しっかり水流” が最もお勧めです。

声を出しながら洗浄

鼻うがい時に洗浄液が気管に入らないよう、声を出しながら鼻うがいを行うのが推奨されています。

気管に入ってむせてしまうのを防ぐことができます。

専用容器を使用する

上図のように、鼻うがいでは ”専用容器” を使用した方が圧倒的にやりやすいです。専用容器だけでも販売しているみたいですが、「洗浄液と容器のセット」のほうが手に入れやすいかもしれません。

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2021/10/ym196966341910114216315.png?fit=256%2C256&ssl=1
Dr.小柳

花粉症でお困りの皆さん、『鼻うがい』いかがですか?

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

クリックで『いいね!』 (5 いいね!)

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。