みなさんこんにちは。
夏季休暇でご迷惑をおかけしております。
今日は乳酸菌飲料に関するトリビアです。
乳酸菌飲料の保存方法
乳酸菌飲料はアレルギー対策に有用
当ブログで何度も取り上げていますが、ヤクルトなどの乳酸菌飲料は腸内細菌のバランスを整え、アレルギー症状の緩和やアレルギー体質の寛解に役立ったり、さらにはアレルギーの予防にも良い効果があることがわかっています。
最近は『ヤクルト1000』などより効率のよい乳酸菌飲料も販売されており、定期的に乳酸菌飲料を摂取するのはとてもオススメです。
我々は乳酸菌飲料の保存方法を間違っていた!
つい先日、ネットニュースで『乳酸菌飲料』に関するニュースを見つけました.
「乳酸菌飲料」そのまま冷蔵庫に入れるのはNG!知らなきゃ損する”賢いしまい方”
乳酸菌飲料は冷蔵庫に数日保存していると、容器の底に沈殿物が溜まります。この沈殿物の正体は「乳成分(無脂乳固形物)」および「生きた乳酸菌もしくは乳酸菌死菌」です。乳酸菌飲料で最も重要な成分がこの沈殿物に多く含まれているのです。
ヤクルトなどの乳酸菌飲料を”蓋を上”にする通常の置き方だとどうしても容器の底に沈殿物が溜まってしまい、よく振っても沈殿物が多く残ってしまうことがあります。
上記の記事によると、“蓋を下”にする置き方なら沈殿物がわずかしか残らないということです。素晴らしいアイデアです!
乳酸菌飲料は定期的に摂取するのが大事
以前の記事でも解説しましたが、乳酸菌は腸内に定着しづらい細菌です。摂取してから2〜3日で腸内からいなくなってしまうそうです。
そのため、抗アレルギー作用を期待するためには『乳酸菌飲料を数日おきに定期的に摂取するのが大事』なんです。みなさん “腸活” 頑張りましょう!
ヤクルト1000は美味しいし、体に良いし品質としては文句なしなのですが、1本150円近い値段なので毎日飲むのはなかなかしんどいですね〜
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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