にゃほー。
暑い日が続いているけど、みんな塗り薬きちんと塗れているかな?
みなさんこんにちは。
真夏日・猛暑日が連続していますね。「夏はベトベトになるから塗り薬塗りたくない」なんて声も聞かれますが、今日は『夏にオススメの保湿剤』について特集します。
夏にオススメの保湿剤
夏は ”ベタつく” 塗り薬はイヤ!
アトピー性皮膚炎で塗り薬を続けている皆様、暑い日が続いていますが、きちんと塗り薬・保湿剤を塗ることができていますか?
「汗でべとつくのでベタベタする塗り薬は塗りたくない!」
「夏は塗り薬の量を少し減らして塗っている」
「汗でベトベトしているので保湿剤は塗らないようにしている」
なんてセリフが聞こえてきそうですが、アトピー性皮膚炎の改善のためには夏でも外用薬・保湿剤をしっかり塗ることは重要です。
汗は ”保湿剤代わり” にはならない
暑い時に出てくる汗は ”保湿剤代わり” にはなりません!
安静時にわずかに出ているサラサラ汗には皮膚の保湿効果が確認されています。暑い日にダラダラ出てくるベトベト汗は皮膚の保湿効果はあまりなく、逆に皮膚炎の原因になることがあります。
汗を書いているときは保湿剤は要らないというわけではありませんので要注意です!
夏にオススメの保湿剤の剤型
「でも、夏は保湿剤塗るとベトベトするし・・・」というアナタ!
小児によく処方されている『ヘパリン類似物質保湿剤』ですが、実は様々な剤型があるんですよ!
- 軟膏
- クリーム
- ローション
- フォーム(泡)
先発品のヒルドイド®では4剤型あります。
上から順に脂分多・水分少(ベトつき強め、保湿効果高い)→→→脂分少・水分多(ベトつき弱め、保湿効果やや劣る)となります。
メーカーの発表では「剤型による保湿効果の差はほとんどない」らしいのですが、実際に使用してみると脂分の多い剤型のほうが保湿効果が高いように感じます。
この中で夏にお勧めしているのは「ローション」と「フォーム」です。
脂分少なめでベトつきが少なく、塗り終わった後は比較的サラサラしています。汗だくになりやすい夏でも塗りやすいです。
先発品(ヒルドイド®)とジェネリック医薬品の差
剤型ごとの使用感の違いも大きいのですが、先発品とジェネリック医薬品の使用感の違いもかなり大きいようです。内服薬と比べて外用薬は先発品とジェネリック医薬品の差が大きいようですので注意してください。
保湿剤の剤型変更を希望の方は受診時にご相談ください。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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