食物アレルギー

卵アレルギーの方必見! 【要注意食品】

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にゃっほー

にゃほー。
今日は卵アレルギーの人必見の話題だよ!

「鶏卵つなぎ食品OK」になっても要注意!な食品

食物アレルギーで通院されている方で最も多い ”鶏卵アレルギー”

先日受診された方で、鶏卵アレルギーが徐々に治癒傾向になってきたため、「パン、ビスケット、クッキー、かまぼこ、ちくわ、ハム、ウインナーなどの ”つなぎ食品” は食べてもいいですよ」とお話ししました

ビスケットやパンなどは全く問題なく食べられましたが、お母さんが見ていない時におばあちゃんがマシュマロを1つ食べさせてしまったそうです。

すると、食べてしばらくしてから腹痛があり、抗アレルギー剤を内服してなんとか落ち着いたとのことでした。

パン、ビスケットなどの鶏卵つなぎ食品が食べられるようになっても、まだまだ注意しなければいけない ”つなぎ食品” が存在します。今日は『要注意な鶏卵つなぎ食品』を取り上げます!

マシュマロ

メレンゲをゼラチンで固めて作るお菓子です。
標準的なマシュマロ1個につき鶏卵1/10個程度の卵白が含まれます。
ゼラチンがぎりぎり溶ける程度の弱火で作るため、卵白の加熱が不十分です。
加熱の度合いを考慮すると、カステラよりも強い鶏卵食品かもしれません。

はんぺん

白身魚のすり身と卵白と山芋を空気を含ませて混ぜたタネをお湯で茹でて作ります。
標準的なはんぺん1枚につき鶏卵1/3個程度の卵白が含まれます。
それなりに加熱されますが、ちくわやかまぼこなどと比べて卵白量が非常に多いです。
カステラなどと同等の強さの鶏卵食品と考えられます。

蒸しパン

「卵を少量つなぎに使用しているパンを食べてOKだよ〜」とお話しすると、中には蒸しパンを選択する方がいますが・・・ダメ、ゼッタイ。
蒸しパンは使用されている卵量が食パンやロールパンの数倍です。
さらに、オーブンで焼かず、蒸して作るため、加熱温度が低いです。
カステラと同等の強さの鶏卵食品と考えられます。

ねるね○ねるね

粉に水を加えて練ると色が変わる、有名なお菓子です。
乾燥卵白が使用されています。非加熱ではないようですが、瞬間的な加熱なため、非加熱に近いようです。
製品1袋あたり全卵の1/10個程度の卵白が使用されています。
明らかにカステラよりも強い鶏卵食品となります。
半熟卵を少し食べられるくらいになってからのチャレンジをお勧めします。

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Dr.小柳

要注意の鶏卵つなぎ食品をいくつか挙げましたが、これ以外にも注意が必要な食べ物はいっぱいあります。
心配な食べ物は診察時にご相談ください。

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にゃっほー

美味しいやつぱっかり!意外と卵強いんだね。。。
みんな注意しようね!

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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