にゃほー。
秋は喘息が悪化しやすい季節なんだ。吸入治療している人、きちんと吸入できているかな?
喘息治療の中心は吸入薬です。吸入が上手にできるかどうかで治療効果がぜんぜん違うんです!今日は小さい子用の吸入器、ネブライザーについてのお話です。
喘息吸入薬
吸入薬の種類
エアゾール
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ドライパウダー
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ソフトミスト
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水性懸濁液
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吸入薬にはいくつかの種類がありますが、5歳以下の乳幼児期で吸入可能なのは『吸入補助器具(ネブライザー)を用いた水性懸濁液』と『吸入補助器具(スペーサー)を用いたエアゾール製剤』のみです。
吸入補助器具
スペーサー
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ネブライザー
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小さい子の吸入はマスクが必須
子どもの吸入療法にはスペーサーやネブライザーなどの吸入補助器具が必須です。
吸入補助器具は、口にくわえる「マウスピース」と、口・鼻を覆う「マスク」があります。
5歳以下の乳幼児ではマウスピースタイプで吸入するのは困難です(鼻で呼吸すると全く吸えません)。口・鼻全体を覆うマスクタイプを使用しましょう!
マスクを浮かせると吸入薬が半分も吸えない
乳幼児の吸入にマスクは必須ですが、「顔に密着させると嫌がる」のを理由に、顔から少し離して使用している方が見受けられます。
これはオススメしません。
- マスクを顔から1cm離すと、吸入できる薬液量がおよそ半分
- マスクを顔から2cm離すと、吸入できる薬液量がおよそ1/4
顔から1〜2cm離しただけで、吸入できる薬液量が激減することがわかっています。
乳幼児の吸入は、「吸入補助器具・マスクを使用」「マスクを顔に密着させて吸入」が大事ですよ〜!
喘息治療に必須の吸入薬ですが、うまく吸入できていないと効きません。毎日吸入させるのは大変ですが、秋は特に悪化しやすい時期ですので頑張りましょう!
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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