一般小児疾患

手足口病警報

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にゃっほー

にゃほー。
手足口病が大流行中だよ!

手足口病

県内で手足口病が大流行中

ゴールデンウィーク明けから徐々に流行り始めた手足口病ですが、衰えることなく患者数が増え続けています。

新潟県全域、特に長岡市を中心とした中越地域で大流行中で、昨日、新潟県は県全域に「手足口病警報」を発令しました。

症状

  • 発熱・・・多くは1〜3日程度。全く出ない場合もあります。
  • 水疱・・・口周囲、口内、手〜前腕部、足〜下腿部、肛門周囲。まれに体にも出ることがあります。
  • 口内痛・・・痛くて水分摂取ができなくなる場合もあります。
  • 下痢・・・まれに下痢や嘔気などの症状があります。

治療

特効薬はありません。治療をしなくても1週間程度で自然治癒することが多いです。症状に合わせた対症療法(主に風邪薬)を行う場合もあります。

基本的に入院することはありませんが、水分摂取ができない場合や髄膜炎・脳炎などを併発した重症例は入院が必要になります。

感染経路

主に飛沫感染、接触感染と言われています。

手足口病のウイルスに対する免疫が弱い幼児がかかりやすいです。大人でもかかる場合があります。

登園・登校

2週間程度は感染力があると言われていますが、重症になることが少ない病気のため、隔離基準が設けられていません。症状がある程度落ち着き、主治医が登園・登校可と判断すればOKとされています。

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Dr.小柳

厳密な隔離基準がないため、すぐに登園・登校してしまうために大流行しているのかもしれませんね。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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