
にゃほー。
今日は『新生児・乳児の発熱』についてだよ!
新生児(生後1ヶ月まで)・乳児(生後1歳まで)の発熱
寒くなってきて風邪をひくお子さんが増えてきたように感じます。
小さいお子さんが熱を出すと心配ですよね?
今日は生後1歳までの発熱について少し解説します。
発熱しても、哺乳・水分摂取ができていれば『緊急性は無い』
お子さんが風邪などで発熱すると、血相を変えて病院の救急外来を受診される方もいらっしゃいますが、40℃近い発熱だったとしても、哺乳・水分摂取ができて活気があれば急ぐ必要はありません。
かかりつけの医院・病院の外来が開くのを待って受診しましょう!
水分が全く摂れない、ぐったりしているは『緊急性あり』
一方、「水分が全く摂れない」「ぐったりしている」はかなり具合の悪い状態で、場合によっては一刻を争います。
夜間や休日など、医院・病院の営業時間外でも救急受診が必要です。
特に「けいれん」「意識がない」状態は緊急ですので救急車を呼びましょう!
首がすわる前(だいたい生後3ヶ月以前)の発熱は要注意!
「元気そうなら焦らなくて良い」というのが基本ですが、例外があります。
首がすわる前の時期の発熱は要注意!
首がすわる前の時期は脳の防御能が弱く、年長児と比べて、体内に侵入した細菌などが脳内へ侵入しやすいと言われています。
そのため、それほど具合が悪く無さそうな風邪でも稀に『髄膜炎』や『脳炎』に至ることがあります。
この時期の発熱は元気そうに見えても早急に診察を受けることをお勧めします。夜間、休日でも指定当番病院で診察をしてもらえるか問い合わせてみましょう。(意識があって哺乳できる状態なら救急車は不要)

発熱のお子さんが結構いらっしゃるので、乳児期の発熱について解説しました。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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