Dr.小柳
みなさんこんにちは。
興味深い記事を見つけました。
胎児はお腹の中で母親が食べたものの「味」を感じている
ナゾロジーさんの記事より
胎児はお腹の中で母親が食べたものの「味」に反応していた!表情の観察に初成功
詳細は↑のリンク先をご覧ください。
なんと、生まれる前の胎児は母親のお腹の中で、母親が食べた食べ物の「味」を感じているみたいです。
- 母親が食べた食べ物は腸で分解・吸収され、血液中を流れます。
- その一部は羊水の中に溶け出し、それを胎児が舐めたり飲んだりしています。
- 母親が甘いものを食べると胎児は笑う傾向が強く、苦いものを食べると胎児は嫌な顔をしやすいみたいです。
もしかしたら生まれる前からその子の「味の嗜好」が決まっているのかも
この研究によると、羊水の味の変化による赤ちゃんの表情の変化は結構頻繁に見られるようです。
まだ生まれる前の胎児でも、しっかりと「味」を感じているんですね!!!
もしかしたら、生まれる前に「味の嗜好」も決まっていたりして。
甘いものが好きだったり、油物が好きだったり。
そう考えるとかなり興味深いですね。
胎児期に母親が食べた食べ物は「胎児のアレルギー」とは関係ない
「母親が食べたものを胎児が味わっているなんて、生まれた後の食物アレルギーの体質にも影響が出るんじゃないの?」とお考えのあなた!
なかなか鋭い視点ですが、実は母親が妊娠中に食べたものは子供の食物アレルギーには全く影響しないことがわかっています。
妊娠中に食事制限をしたりする必要はありません。
胎児の発育のため、しっかりとバランスの良い食事を摂るようにしましょう。
Dr.小柳
なかなか興味深いですよね?
今後も面白い記事を見つけたら紹介しますね。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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