新型コロナ

新型コロナ「5類」へ見直し

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2021/10/ym196966341910114216315.png?resize=256%2C256&ssl=1
Dr.小柳

みなさんこんにちは。
みなさんはニュース見てますか?

新型コロナ感染症を「5類感染症」指定へ見直し

みなさん、今話題になっているニュースは何ですか?
サッカーW杯・・・確かに話題ですが、そっちじゃないですw

新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」指定へ見直しが図られているんです。。。これは結構な大変革がおきますよ!

ピンときていないあなた!今から解説しますね。

「5類感染症」になったら何が変わるの?

検査・治療が保険診療に、ワクチンが自費に

「5類感染症」に変わった瞬間から、新型コロナにかかる費用が「無料」ではなくなります。今は新型コロナ感染症に関わる「検査費用」「薬代」などは全て国の負担で無料です。

軽症で済んだ方はそれほど大きな費用負担にはならないのですが、新型コロナに感染して重症になるリスクが高いと判断された場合、『新型コロナ治療薬』を使用される可能性があります。

あまり知られていませんが、『新型コロナ治療薬』はどの種類も非常に高額です。一例を挙げますと、経口治療薬であるラゲブリオ®︎の1日薬価は1万8862.40円、5日間投与が必要で、計9万4312円にもなります。3割負担で約3万円。

政府が3か月ごとに接種することを勧めている新型コロナワクチンは通常の5類感染症と同じ扱いならば全額自費になります。新型コロナワクチンの1回の費用は公表されていませんが、数千円〜1万円程度は覚悟しなければならないでしょう。

医療機関は新型コロナ感染症を診るほど赤字に

新型コロナ感染症の診療には多くの人手や物品(感染対策ガウンや消毒薬などの消耗品など)が必要であり、1人を診察するのに他の風邪とは比べ物にならないほどのコストがかかっています。そのため、新型コロナ感染症の診療を行っている病院・クリニックには国から多くの「補助金」が出ています。

5類感染症に変わった途端、この補助金がなくなります。すると、今までのような万全の感染対策を行うことは困難となり、頑張って診察すればするほど医療機関は赤字になる可能性が高いです。

重症化した時の調整役がいなくなる

現在は各都道府県に「新型コロナ感染症入院調整本部」が設置されており、重症化して入院の必要が出てきた患者さんがスムーズに入院できるように調整を行なっています。

5類感染症指定になるとこの「入院調整本部」が解体されるため、重症で入院が必要と判断されても各病院から断られてしまう可能性が出てきます。

都会ほどこれは顕著となり、「30軒の病院に受け入れを断られた」なんていう ”たらい回し” が起こってしまうかもしれません。

世間では「早く5類感染症指定に変更しなよ!」という声が大きいようですが、重症者が減ってきているとはいえ新型コロナ感染症は非常に強力な感染症です。「5類感染症」への指定見直しは上記のようなデメリットがあることは知っておいた方が良いかもしれません。

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2022/05/91bfe02ace532bee28130dd052a8541e.jpg?resize=300%2C300&ssl=1
にゃっほー

そんなに単純な話じゃないんだね・・・

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

クリックで『いいね!』 (8 いいね!)

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。