気管支喘息

子どもの喘息、マスクで激減!?

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2022/05/91bfe02ace532bee28130dd052a8541e.jpg?fit=300%2C300&ssl=1
にゃっほー

にゃほー。
今日は喘息関連のお話だよ!

コロナ禍で子どもの喘息が激減

元記事(産経新聞ニュース)

呼吸器の感染症で悪化することが多い子供の気管支ぜんそくについて、新型コロナウイルスの流行が始まった令和2年度以降の全国データを分析したところ、発作による入院者数はコロナ禍前よりも大幅に減少したことが4日、埼玉医大などのチームの調査で分かった。

チームの是松聖悟・埼玉医大教授は「新型コロナの流行により、マスク着用などの感染予防策を徹底したことで、ぜんそくを誘発する感染症にかかることが減ったためではないか」としている。

チームは0~19歳を対象に、全国33の医療機関に協力を得て、ぜんそくの発作が起きて入院した人数を調べた。

その結果、流行前の年間入院者数は、中央値で3520・5人だったのに対し、2年度は770人、3年度は941人と減少した。人工呼吸器を装着した例は、流行前は中央値で80・5人だったが、2年度は20人、3年度は39人だった。

産経新聞ニュース 2022.11.4

マスクで気道感染が激減→喘息発作が激減

記事によると、新型コロナの流行後は流行前と比べて子どもの喘息発作入院がおよそ1/4に激減したようです。

  • 他人との接触を減らす
  • マスク着用
  • 換気の徹底
  • 手指消毒・うがいなど

コロナ禍で上記のような感染対策がとられたことで、コロナ以外の感染症も激減しました。

子どもの喘息発作には気道感染症(いわゆる風邪)が大きく影響することがわかっており、コロナ禍で気道感染症が激減したことで喘息発作も激減したのだろうと推測されます。

マスク着用などの感染対策が減れば気道感染症は増える

先日『マスク着用』は ”個人の判断” となりましたが、今のところほとんどの人はマスク着用を継続しています。

今後徐々にマスクを着用する人は減ってくるかもしれません。それに伴い、気道感染症(風邪)は以前の数に徐々に戻っていくだろうと思います。

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2021/10/ym196966341910114216315.png?fit=256%2C256&ssl=1
Dr.小柳

以前の数まで喘息入院数が戻るかどうかは不明です。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

クリックで『いいね!』 (5 いいね!)

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。