Dr.小柳
みなさんこんにちは。
徐々に涼しくなってきましたが、喘息患者さんが悪化しつつあるので要注意です。
１年のうちで秋が最も喘息が悪化しやすい
連日外来診察をしていますが、最近喘息患者さんが増えてきているようです。
もともと喘息は秋に悪化しやすいと言われており、そろそろ時期なのかもしれません。
喘息が季節で悪化する理由は正確にはわかっていない
喘息は梅雨時期と秋に悪化しやすいことがわかっていますが、理由がはっきりとわかっているわけではありません。
- 湿度が高い時期であり、室内のダニ・ハウスダストが増えやすい
- 1日の寒暖差が激しい
- わりと風邪（感染症）が流行る時期である
- 真夏・真冬よりも運動をする機会が多い
- 旅行などで普段あまり使用していない布団などを使用する
理由を推測すれば色々と挙げることはできるのですが、確定的な証拠はありません。
喘息はひどくなる前に治療を調整すべき
喘息患者さんの多くは症状がかなり悪化してから受診されます。
症状が悪化してから治療を強化しても、症状が落ち着くまで結構時間がかかります。下手をすると入院が必要な大発作に至ってしまう可能性もあります。
喘息は ”症状が悪化し始めたら早めに治療を強化する” のがとても重要です。
早く対処するとそのシーズンはずっと調子良く過ごせます。逆に、治療の強化が遅れると、１シーズンずっと調子が悪くなりやすいです。（この傾向は花粉症にも当てはまります）
Dr.小柳
当院は予約制ですが、当日調子が悪い方は出来る限り診察します。ご相談ください。
文責； 小柳貴人（医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医）
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