みなさんこんにちは。
今日から新型コロナの扱いが変更になりました。
新型コロナウイルス感染症『5類感染症』へ
5類感染症になると何が変わるのか
検査費用、治療費が ”自己負担” に
今まで新型コロナウイルス感染症は検査費用・外来治療費・入院治療費の全てが公費負担、無料でした。
今回、新型コロナ感染症が5類感染症へ移行するにあたり、一般的な検査費用・外来治療費・入院治療費が自己負担となります。保険診療を利用すれば1〜3割の負担となります。
新型コロナ感染症の特殊治療薬に関しては非常に費用が高いため、当面の間は特例として公費負担されるそうです。
”ほとんどの医療機関で対応” へ
今まで新型コロナウイルス感染症はいわゆる「発熱外来」を設置する医療機関でのみ診療を行っていましたが、5類に移行することで、基本的にほとんどの医療機関で新型コロナに対応する必要があります。
新型コロナウイルス感染症は、インフルエンザと同じように多くの医療機関で診療する対象となります。
ワクチンは年1〜2回推奨
新型コロナ予防接種(ワクチン)は、重症化リスクの高い人で年2回、重症化リスクの高くない人で年1回が推奨だそうです。
ワクチンについては今年度も無料で行われる方針のようです。
年1回接種となると、どのタイミングで接種するのが良いか迷いますね。新型コロナウイルス感染症は流行しやすい季節などあまりなさそうなので、インフルエンザのように ”流行する少し前の季節に接種” のは難しいかもしれません。
コロナ禍前の生活に徐々に戻るのか??
何はともあれ、新型コロナウイルス感染症がインフルエンザと同等の5類感染症へ移行することで、日常生活は徐々に以前の状態に近づいていくと思われます。
大勢で楽しくお酒を飲んだり、大規模なイベントが開催されたり。
とても喜ばしいことですが、新型コロナウイルス感染症が無くなったわけではないため、感染予防にはまだまだ力を入れなければならなさそうですね。
医療機関としては対応が難しいですが、今後も”院内感染を防ぐ” のは徹底していきたいと思います。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
コメント