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薬が足りない!

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にゃっほー

にゃほー。
こどもの風邪が流行っているけど、”あれ” が足りないんだって!!

薬が足りない

新型コロナが5類感染症に変更されて以来、お子さんたちの生活も徐々に以前の状態を取り戻して来ているようです。マスクを外す機会もだいぶ増えたようです。

それに比例して、『かぜ』が大流行中です。
特に多いのが「ヘルパンギーナ」、次いで「胃腸炎」や「RSウイルス感染症」などもちらほら出ているようです。以前よりも検査する機会が減りましたが、「新型コロナウイルス感染症」もまだまだ収束とはいかないようです。

連日風邪症状のお子さんを診察していますが、ある問題を抱えています。
それは・・・「薬が足りない」!

特にお子さんによく処方する『粉薬』が不足しています。

なぜ不足しているのか

小児の風邪が大流行

全国中で小児の風邪が大流行しており、処方される薬が一時期に集中してしまったことで風邪薬が不足しているようです。

地方により薬の在庫量に差があるようです。特に都会では風邪薬が枯渇気味のようです。

実際に長岡市内のドラッグストアでも、市販の風邪薬の在庫が減って来ている様子です。

ジェネリック医薬品が激減

この数年、ジェネリック医薬品会社の不正や事故が相次ぎ、ジェネリック医薬品メーカーに一斉に調査が入りました。

その結果、「業務停止命令」や「業務改善命令」などの行政処分が相次ぎ、多くのジェネリック医薬品が製造中止となりました。

国の政策でジェネリック医薬品へシフトして来ていたタイミングだっただけに、風邪薬に限らず、多くの薬が足りないという状況が続いています。

”いつもの薬” を変更する可能性があります

風邪薬に限らず多くの薬が供給不足のため、近隣薬局さんに薬が不足しているようです。

抗アレルギー剤(抗ヒスタミン剤)や喘息薬なども慢性的に不足しており、定期薬としてずっと飲んでいるお薬が処方できない(薬局に行ってから「無い」と言われる)ことが増えて来ました。

こんな状況ですので、ご希望のお薬が処方できない可能性があります。何卒ご了承ください。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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