アレルギー性鼻炎

『犬アレルギー』VS『猫アレルギー』

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Dr.小柳

みなさんこんにちは。
今日は みんな大好き「犬」「猫」に関する記事ですよ〜!

『犬アレルギー』VS『猫アレルギー』

みなさんは『犬派』ですか?それとも『猫派』?
私は自宅で猫を飼っているのですが、実は昔から ”犬を飼ってみたい” という願望がある「隠れ犬派」です(╹◡╹)

さて、現在オンライン学会で猛勉強中なのですが、そこで学んだ知識についてプチ紹介いたします。

国内のペット人気、「昔は犬」「今は猫」

「犬」と「猫」、実際に国内で飼われている頭数はどちらが多いと思いますか?

昭和の時代には「南極物語」とか「名犬ラッシー」、「フランダースの犬」などなど、犬をモチーフにした映画やアニメが多数ありました。当時は圧倒的『犬人気』の時代で、猫の1.5倍程度頭数が多かったようです。

平成に入ると徐々に『猫人気』に火がつき、平成後期には犬猫がほぼ同数となります。そして2017年(平成29年)、ついに猫が犬を頭数で上回ったのです!

その後はみなさんご存知の通り。飼育頭数で猫は犬を大幅に上回り、今は「猫ブーム」真っ只中です。

「犬アレルギー」と「猫アレルギー」どちらが多いのか?

学会講演を視聴していて、動物アレルギーに関する講演がありました。
そこで興味深い一言が・・・「犬アレルギーと猫アレルギーは圧倒的に猫アレルギーが多い」だそうです!

この理由は飼育頭数の差だけではないようです。猫の毛は犬と比べて非常に細く、少しの風で舞い上がる性質があるため、衣服に非常に付着しやすいらしいです。そのため、来客が猫の毛を衣服にくっつけて家の中に持ち込むことがあり、猫を飼っていない多くの家から猫アレルゲンが検出されるのだそうです!

これには正直びっくりしました。

今後は「猫アレルギー」一択になっていくのか?

実際に外来診療していても、「犬アレルギー」で困っている人より「猫アレルギー」で困っている人の方が圧倒的に多いです。今後はこの傾向がもっと強くなっていきそうですね。

うちのアイドル猫「ももちゃん」。もじゃもじゃです。

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Dr.小柳

オンライン学会でまた何か面白い知識があればご紹介しますね〜

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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