にゃほー。今日は「冷え」と免疫力の関係についてだよ!
みなさんこんにちは。
週末から急に冷えてきましたね。今日は「体の冷え」と免疫の関係についてお話しします。
体の冷えは免疫力をかなり低下させる
体温が1℃下がると免疫力は30%も下がる
いや〜急に寒くなりましたね。こたつが恋しい時期になってきましたが、みなさんのお家にはこたつはありますか?
昔から「こたつで寝ると風邪をひくよ!」とか言われていますが、これは免疫学的にも裏付けられている事実なのです。
体温が1℃下がると免疫力は30%も下がる
結構古い研究ですが、こんなデータがあるようです。
免疫細胞が最も活発に活動できるのは体温が37〜38℃くらいの時と言われています。風邪をひいて熱が出るのは免疫細胞を活発化させるために重要なんです。
逆に、体が冷えてしまうと体内温度も下がってしまうため、免疫細胞の活動性はどんどん落ちていきます。外部から風邪のウイルスや細菌が侵入してきてもやっつけることができなくなり、風邪をかなりひきやすい状態になってしまうのですね。
寒い冬に健康を保つには「体を温める」のが第一
寒い冬を健康に乗り切るためには、体が冷えて低体温気味になるのを避けなければいけません。体を温めるのが一番です。
- 寒さに合わせた『防寒着』
- 適度な暖房
- 体を温める食べ物・飲み物
上のような対策でしっかりと体を温めましょう!
体を温める食材
熱いお茶やスープなどを飲むのももちろん体が温まりますが、食材の成分で体が温まるものがあります。
- 唐辛子
- 生姜
- にんにく
- 玉ねぎ
- カカオ
唐辛子には「カプサイシン」、生姜には「ショウガオール」など、それぞれの食材に体温を上げてくれる特有の成分が含まれています。
特にカカオは、温かくておいしくてすぐに摂取できる『ココア』というとても素晴らしい飲み物があるのでおすすめですよ!
寒くなると風邪が流行る理由わかりました?
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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