Dr.小柳
みなさんこんにちは。
とっても残念な記事を見つけました。
元記事
↓結構長い文章なのでChat GPTさんに要約してもらいました。
- STAP細胞事件の背景と概要
- 2014年1月29日にNature誌に掲載されたSTAP細胞に関する論文が10周年を迎えた。
- 論文発表当初は画期的な研究成果として注目を集め、日本国内で熱狂的な反応があったが、後に捏造、改ざん、盗用が判明し、論文は撤回された。
- STAP細胞事件の影響と報道
- 事件は大きな話題となり、ワイドショーなどメディアで連日取り上げられた。
- 複数の関連記事や報道があり、その中には早稲田大学の博士論文調査やノーベル賞に関する議論も含まれていた。
- 日本における他の研究不正問題
- STAP細胞事件以降も、日本からの研究不正論文が世界に広がり、米国のサイエンス誌で厳しく批判された。
- 日本人研究者が100を超える論文を撤回しており、これに関わった研究者がランキング上位に位置している。
- 研究不正問題の広がりと深刻性
- 複数の研究不正問題が明らかになり、その数や影響の範囲がSTAP細胞事件よりも大きいことが指摘されている。
- 研究不正により治療ガイドラインに影響を与え、患者に害を及ぼす可能性があると議論されている。
- 理化学研究所と研究不正問題の再発
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- 理化学研究所が再び研究不正問題に巻き込まれ、名古屋大学での処分を受けている研究者が、理化学研究所で研究室を持つことになり、予算を配分される問題が発生している。
- 研究不正に関与していないが、監督責任が問われ、批判を浴びている。
日本人の研究不正は世界トップレベルらしい
上の記事で、特に注目したいのは「日本人の研究不正」についてです。
記事によると、研究不正などにより論文を撤回または取り下げをした ”撤回論文数ランキング” の上位10名中、5名が「日本人医師」だったそうです!!
news from scienceより
相当な努力と時間を費やしてやっと科学誌に掲載された研究論文を撤回・取り下げをするというのは相当な理由があるはずです。他者から研究不正を指摘されて撤回したのか、それとも自ら論文の誤りに気づいて取り下げたのか…真相はわかりませんが、ともかく論文撤回というのは只事ではありません。
このままでは日本人の研究発表は信用されなくなる
日本人は勤勉かつ真面目であり、研究不正とは無縁なのだと信じていたのですが、今回の記事は衝撃でした。
私も基礎研究で論文を書き、博士号を取得した身です。今は研究する余裕もないのですが、研究者の端くれとして今回の記事は残念で仕方ありません。
このままでは日本人の研究発表が世界から見向きもされなくなってしまうのではないかと危惧しています。日本の研究機関の中枢が『研究不正防止』について強く働きかけていただきたいと切に願っております。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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