救急隊の靴は並べ直さないで

「脱いだ靴、並べ直さないで」救急隊員からの切実なお願いに驚きの声　「知らなかった」「覚えておきます」神戸新聞NEXT

まずは、上の ”元記事” をご覧ください。

きれいに並べ直すと「タイムロス」

救急隊員が一般宅内に緊急出動した際、玄関で隊員が脱いだ靴を家族の方が親切心で「並べ直す」ことがあるそうです。

• 救急隊員の靴は特殊な安全靴で、隊員同士で同じ靴を履いている確率が高く、並べ直されると自分の靴がどれだかわからなくなることがある
• 素人目にはバラバラに脱いだように見えても、担架で運び出しやすい位置に向きも考えて脱いでいる

家族の方が並べ直してしまうと、逆にタイムロスになってしまう可能性があるようです。

私は医者ですが、この記事を読んで初めて知りました。「なるほど〜」って感じです。

救急隊の皆さんには頭が下がります

私も病院勤務の時は救急車に同乗することが何度もありました。

救急隊の皆さんは本当に誠実で、とても優しい方ばかり。患者さんのことを第一に考えて行動しており、見習うべきところがたくさんありました。

コロナ禍になって以来、一時的に救急搬送数は激減したそうですが、第６波・第７波では救急搬送以来が激増し、都心では１１９番がつながらない事態にまでなっていたようです。

”救急隊要請の約半分は『非緊急』” というデータも出ており、救急車の適正使用がもっと進むことを祈っております。

文責； 小柳貴人（医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医）