Dr.小柳
みなさんこんにちは。
学会楽しかったですよ〜。
第10回アレルギー講習会
専門医の勉強会
昨日のブログでも書きましたが、週末は学会に参加してきました。
以前は「春のアレルギー学会」と呼ばれていた学会で、10年前から「アレルギー講習会」と名が変わり、通常の学会で行われる”研究発表”よりも”専門医育成のための講習会” に生まれ変わった経緯があります。
アレルギー界でも著名な先生方が講師役となり、アレルギー専門医を「取得済み」もしくは「これから取得を目指す」医師に向けた勉強会です。
近年は「アトピー性皮膚炎」に勢いあり
講習の内容は多岐に渡ります。
- 気管支喘息
- アレルギー性鼻炎、花粉症
- アレルギー声結膜炎
- アトピー性皮膚炎
- じんましん
- 接触皮膚炎、金属アレルギー
- 食物アレルギー
- 薬剤アレルギー
- 基礎研究
- その他
まさにアレルギー分野全般にわたるのですが、学会テーマにはその時々で「勢い」というものが存在します。例えば、食物アレルギーの「経皮感作」が話題になった10年前は食物アレルギーが話題の中心でした。また、吸入ステロイド薬が登場した20〜30年前は気管支喘息が学会の中心テーマでした。
で、近年最も勢いがあるのが「アトピー性皮膚炎」です!
アトピーの薬開発ラッシュ
なぜアトピー性皮膚炎に勢いがあるのかというと、この10年間でアトピーの新薬が発売ラッシュだったからです。
塗り薬、内服薬、注射薬とありとあらゆる薬が開発されました。おかげでアトピー性皮膚炎の治療に選択肢が多くなり、それぞれの患者さんに合わせたオンデマンド治療が可能となりつつあります。
今回の講習会ではアトピー性皮膚炎の講義に重点を置いて勉強してきましたよ。
Dr.小柳
今回学んだ内容を日々の診療に活かしたいと思います。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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