にゃっほー
にゃほー。
学校給食が原因の事故があったみたい!
ヒスタミン食中毒
元記事
給食で「ヒスタミン」食中毒 児童生徒ら46人症状 カジキの常温解凍の時間が長すぎ菌が増殖したことが一因(Yahooニュース)
- 長野県白馬村の小中学校で、給食を食べた児童生徒が微熱・発疹・嘔吐などの体調不良を訴えた
- 12/4に提供された学校給食が原因
- 給食で提供されたフィッシュチリソースのカジキから「ヒスタミン」が検出された
- カジキの常温解凍の時間が長すぎたせいで菌が増殖し、ヒスタミンを産生したと考えられる
- 今回の事故は「ヒスタミン食中毒」と推定される
自然解凍は要注意
「ヒスタミン中毒」はサバやマグロなどの赤身魚が原因となることが多いとされています。夏場に温かい部屋に長時間魚を置いておくと起こりやすいようです。一般的に冷蔵庫での解凍なら防ぐことができるとされています。
今回は寒い時期にも関わらずヒスタミン中毒の事故が起きてしまいました。解凍したお部屋が暖かかったのかもしれません。
食物アレルギーに症状が似ている
今回ご紹介した「ヒスタミン中毒」は、じんましん・嘔吐・下痢・腹痛など、食物アレルギーの症状と類似した症状が出るのが特徴です。治療薬も一緒で抗ヒスタミン剤(抗アレルギー剤)の内服や点滴が使用されます。
一般的に ”食中毒” と言うと、嘔吐・腹痛・下痢などの症状が思い浮かびますが、食中毒の中でも「ヒスタミン中毒」はいわゆる ”アレルギー症状” が出るという点で特徴的です。食物アレルギーと混同されることもあるため注意が必要ですね。
Dr.小柳
冬でも温かい部屋では食中毒に注意です!
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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