にゃほー。
カシューナッツとピスタチオの食品表示に変更があるみたいだよ!
カシューナッツ、ピスタチオの食品表示ランクが変更されます
食物アレルギーの誤食予防を目的に、原材料に含まれている場合に必ず表示しなければならない「特定原材料」が8品目、表示が推奨されている「特定原材料に準ずるもの」が20品目が法律で定められています。
今までカシューナッツは「表示推奨」、ピスタチオは「ランク外=表示推奨でもない」という扱いでした。
カシューナッツアレルギーは急増中
以前当ブログで「クルミアレルギーが爆増している」とお伝えしましたが、ひっそりとカシューナッツアレルギーも急増しています。
名古屋市消費生活センターHPより引用
今回、カシューナッツアレルギー急増を受け、カシューナッツとピスタチオの食品表示ランクの見直しが検討されています。
カシューナッツ→「表示義務」、ピスタチオ→「表示推奨」へ
カシューナッツは現在の「表示推奨」から「表示義務」へ、ピスタチオは「ランク外」から「表示推奨」への変更となります。
現在アドバイザー会議で議論中で、年内中に決定となりそうです。
今回ピスタチオも一緒に見直しになる理由は、ピスタチオはカシューナッツと同じアレルゲンを含んでおり、かなり強い交差性があるからです。簡単に言うと、カシューナッツアレルギーの方はピスタチオでも症状が出てしまう可能性が非常に高いのです。
カシューナッツもピスタチオも、比較的アナフィラキシーの原因となりやすい食品です。
どちらもかなり強い交差性があるのに、なぜカシューナッツは「表示義務」でピスタチオは「表示推奨」で対応が分かれるのか理由はわかりませんが、カシューナッツ/ピスタチオアレルギーの方は注意が必要です。
食物アレルギーの状況は毎年変化があるので、定期的な見直しは重要ですね!
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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