新潟県が有症状者への抗原定性検査キット配布開始

Dr.小柳

連日インフォメーション的な記事で申し訳ありません。今日も新型コロナ関連の大事なお知らせです。

医療が逼迫しています

新型コロナ感染者の爆発的増加により、県内でも医療体制がかなり逼迫しています。

各病院でもともと新型コロナ患者さん用に用意されていた病院の入院病床はほぼ埋まってしまい、これ以上の入院が困難になってきているようです。

このままのペースで新規患者さんが増えてしまうと、『入院したいのに入院できない』という状況が発生する危険性が高まってきました。

新潟県の発表では「新型コロナ用の入院ベッドにはまだ余裕がある」とされていますが、実際の医療現場ではすでに『対応困難』な状況であり、報道と実状が大きく乖離しているようです。

有症状者へ「抗原定性検査キット」無料配布開始

といっても、県も医療が逼迫している状況は認識しており、医療機関の負担を軽減するための事業が開始されます。

有症状者への抗原定性検査キット配布についてー新潟県ホームページ

• 開始日：令和４年７月２５日
• 対象：新潟県在住または長期滞在中であり、現在発熱等の症状がある方（６０歳未満、基礎疾患がない、BMI３０未満、妊娠していない）
• 請求方法：検査キット請求フォーム（専用ホームページ）より請求できます

概要
発熱等の新型コロナウイルス感染が疑われる症状がある方で重症化リスクが低いと考えられる方は、医療機関へ直行して検査を受けるのではなく、新潟県から「無料検査キット」を自宅へ郵送してもらい自分で検査を行います。（小児は保護者が行います）
・検査が陽性：かかりつけ医または新潟県新型コロナ受診・相談センター窓口へ電話連絡した後に医療機関を受診。『スタパ』に登録（詳細後述）。
・検査で陰性：症状が改善するまで外出を控えて人との接触を避ける。症状が改善しないときは医療機関を受診。

スタパ（スタンバイパスポート）

検査（PCR検査、抗原定量検査、抗原定性検査）で陽性となった方は必要な療養をスムーズに受けるために、スタパ（スタンバイパスポート）に登録しましょう！

スタンバイパスポート説明ページー新潟県ホームページ

Dr.小柳

”医療機関が逼迫しているので、重症化リスクの低い方は『自宅検査』も活用してください” ということのようです。