食物アレルギー

食物アレルギーに配慮した離乳食の進め方

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にゃっほー

にゃほー。
今日はお待ちかねの『離乳食の進め方』だよ!

食物アレルギーに配慮した離乳食の進め方

以前からリクエストをいただいていた『離乳食の進め方』について、食物アレルギーの観点からアドバイスしたいと思います。

離乳食の一般的な進め方(どの時期に、どの食材を、どのように加工して食べさせるか)については、多くの専門家が詳しくまとめていらっしゃるので、本やWEBサイトなどを参考になさってください。

ここでは、”食物アレルギー” に関連する内容に特化してまとめます。

アトピーなど、皮膚炎があると食物アレルギーになりやすい

当ブログで以前から繰り返しお伝えしていますが、『皮膚炎や乾燥肌のある赤ちゃんは食物アレルギーになりやすい』ことがわかっています。

皮膚炎を繰り返して起こす「アトピー性皮膚炎」の体質があると、食物アレルギーになる確率が5〜6倍に跳ね上がる事がわかっています。

離乳食開始までに『皮膚炎』『乾燥肌』がある場合、食物アレルギーの危険性

皮膚炎を繰り返していた児は離乳食開始時期にアレルギー検査(特異的IgE検査)

食物アレルギーの体質があるかどうかは血液検査(特異的IgE検査)を行うことで推測することができます。

上記のように離乳食開始時期までに皮膚炎・乾燥肌を繰り返していたお子さんは、離乳食開始の時点でアレルギー検査(=特異的IgE検査、血液検査です)を行い、食物アレルギーの有無を推測してから離乳食を開始したほうが安心して離乳食を進めていくことができます。

皮膚炎がある児の全員が検査する必要があるわけではないです。皮膚炎の状態によって検査するかどうか相談します。

また、皮膚炎がほとんど無いお子さんには、離乳食開始前のアレルギー検査は不要です。

皮膚炎を繰り返していた児は離乳食開始時期にアレルギー検査(要相談)

離乳食開始時期を遅らせない

「食物アレルギーが心配だから」という理由で離乳食開始を遅らせる方がいらっしゃいます。
しかしこれはお勧めできません。

近年の研究で以下のようなことがわかってきました。

  • 適切な時期に離乳食を進めていくことで食物アレルギーが予防される
  • 離乳食の開始を遅らせたり、離乳食の進め方をむやみに遅らせるのは 食物アレルギーのリスクになる

離乳食をむやみに遅らせない

※離乳食を適正時期よりも早めるのは「誤嚥」などの危険があったり、うまく消化できずに「嘔吐」「下痢」などをきたす場合があり危険です。

多くの食品をバランス良く摂取

食物アレルギーを心配するママパパはお子さんの離乳食・幼児食の進め方が偏る傾向にあります。

  • ピーナッツ、ソバ、エビ・カニ、イクラはアレルギーが怖いから3歳過ぎるまで食べさせない
  • 食物アレルギーではないのにむやみに乳タンパクフリーやグルテンフリーなど食事
  • 安全だとわかっている食品ばかりを食べさせる

食物アレルギーの観点だけでなく、健全な発育のために『さまざまな食品をバランスよく食べる』のは重要です。

さまざまな食品をバランスよく食べさせる

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Dr.小柳

離乳食の進め方の総論は以上です。それぞれの食材についてもっと細かい部分も知りたいというご要望があればコメントをいただけると嬉しいです。

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

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