アトピー性皮膚炎

ヒルドイド®︎ 4兄弟

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2021/10/ym196966341910114216315.png?resize=256%2C256&ssl=1
Dr.小柳

みなさんこんにちは。
今日の記事は「保湿剤を使用している方」必見です!

ヒルドイド®︎

アトピー性皮膚炎で通院中の皆様。
当クリニックでは『保湿の重要性』について、初診時から口酸っぱくお伝えしております。
今日はその保湿剤について。
当クリニックで主に処方している保湿剤、『ヒルドイド®︎』のお話です。

ヒルドイド®︎ は様々な剤型がある

保湿効果抜群のヒルドイド®︎ですが、ヒルドイド®︎ にはいろんな種類があるのを知っていますか?

じゃん!

なんと4剤型もあるのです。
それぞれの特徴を解説します。

ヒルドイドソフト軟膏®︎

最もメジャーな剤型の「ソフト軟膏」。白い軟膏タイプの保湿剤です。

4剤型のうち、最も保湿効果に優れていますが、脂分が多く、塗った後でペトペトします。すぐに服を着るとくっ付きます。

ヒルドイドクリーム®︎

ソフト軟膏に比べると影の薄い「クリーム」。白いクリーム状の保湿剤です。

ソフト軟膏に次いで保湿効果に優れています。ぬるぬるしていますが、ソフト軟膏より脂分が少なく、塗った後は意外にもサラサラしています。

ヒルドイドローション®︎

夏場は特に人気の「ローション」。白い液状の保湿剤です。

液状なため伸びが良く、広い範囲に塗りやすいです。その反面、薄く塗りがちになります。

ヒルドイドフォーム®︎

一番新しい剤型の「フォーム」。泡状の保湿剤です。

泡を肌に塗り広げていくのですが、子どもたちがとても楽しそうに塗ってくれます。塗った後はとてもサラサラで気持ち良いのですが、4剤型の中では一番保湿効果が劣るかもしれません。
さらに、スプレー缶から出てくる泡は冷たくてひんやり。夏は良いですが、冬は冷たいかもしれません。

メーカーさんは4剤型とも保湿効果はそれほど変わらないと言っていましたが、使用された患者さんたちの口コミ的には保湿効果は以下の順位になりそうです。
ソフト軟膏 > クリーム > ローション > フォーム

https://i0.wp.com/oyanagiallergyclinic.com/wp-content/uploads/2021/10/ym196966341910114216315.png?resize=256%2C256&ssl=1
Dr.小柳

どの剤型も ”一長一短” があります。受診の際に好みの剤型をお伝えください!

文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)

クリックで『いいね!』 (7 いいね!)

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。