今日は東京でアトピー薬の学術講演を聞いてきました。
学術講演会
以前にも当ブログで取り上げましたが、数年前からアトピー性皮膚炎に対する新薬が続々と登場しています。
今日は塗り薬の新薬、『モイゼルト®︎(ジファミラスト)軟膏』の学術講演会にご招待いただいたので、東京まで行ってきました。
医者が数千人集まるような”学会”とは異なり、製薬会社さんが著名な講師を呼んで開催する”勉強会”スタイルです。全国からの参加者は200〜300人程度だったようです。
モイゼルト®︎(ジファミラスト)軟膏
今回の講演会はアトピー性皮膚炎の塗り薬の新薬、『モイゼルト®︎(ジファミラスト)軟膏』がテーマでした。
新薬として出始めの時にブログ記事にしましたが、発売から1周年だそうです。そろそろ全国の臨床現場で使用されたデータが集まっている頃だろうと思い、新情報を得るために東京へ出向いた訳です。
色々と情報をゲット!
予想通り、発売から1年間で全国各地の臨床現場で使用された「使用感」「効き目」「副作用」などなど、聞きたい情報をしっかりとゲットできました。
モイゼルト®︎軟膏は新薬だったために情報が少なかったため、当院ではあまり処方していませんでした。
今回の講演会では1年間のデータが出揃い、「どのような患者さんに向いている薬なのか?」「副作用の懸念はあるのか?」「ステロイド軟膏との使い分けは?」など、自分なりに処方する目安が確立できました。
今後は患者さんに合わせて処方するかもしれません。
少しでも良い診療を行うため、”日々勉強” です!
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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