Dr.小柳
みなさ〜んこんにちは。
今日は日常診療での「あるある」話です。
唯一の手がかりは「青い蓋」
日常診療を行っていると、月に1〜2回くらいの頻度で「青い蓋の塗り薬が欲しい」とか言われることがあります。
『お薬手帳』を忘れた or 持ち歩いてない人ですね。
実は、この青い蓋の容器・・・何の情報にもなりません!(暴)
この容器は多くの薬局さんで使用している「塗り薬共通容器」であり、ありとあらゆる塗り薬が中に入ります。
丁寧な薬局さんだと蓋に薬名を記入してくれるところもあるのですが、何も書いていない場合も多いです。医療側からすると、この容器は ”ノーヒント” に等しいです。
お薬手帳は大事
同じような例として、「普段内服している薬はありますか?」という問いに対して、「オレンジ色の粉薬を飲んでいる」という答えが返ってくることがあります。
「青い蓋の容器」よりはまだ可能性があるのですが、流石に全ての薬の色を把握しているわけでもないですし、「オレンジ色の粉薬」は沢山あります。^^;
最近はジェネリック医薬品の種類が爆発的に増えてしまい、以前より更に難問となってしまいました。
みなさん、『お薬手帳』はすごく大事なものですので、必ずご活用ください!!!
『お薬手帳』は大事。
Dr.小柳
少なくとも私は ”名探偵” ではありません。ごめんなさい。
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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