みなさんこんにちは。
ヘルパンギーナが大流行中です。
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナとは
ヘルパンギーナは、夏風邪の代表的疾患です。 発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発しんが特徴です。 突然の38度から40度の発熱が1日から3日間続き、のどの痛み、全身倦怠感、食欲不振などを引き起こし、多くは軽症です。(大阪府HPより抜粋)
今年は大流行
さまざまなニュースで取り上げられていますが、今年はヘルパンギーナが大流行しています。多くの都市で『警報レベル』となっているようです。
県内でも柏崎市、長岡市、新発田市、新潟市が警報レベルに達しています。実際に診療していてヘルパンギーナのお子さんがかなりいらっしゃいます。
ヘルパンギーナはマスクよりも「手洗い」が大事
↓こちらの記事をご覧ください。
ヘルパンギーナ流行中 大便で広がる「糞口感染」に注意・・・患者数は過去10年で最多に(Yahoo!Japanニュース)
恩師である新潟大学医学部小児科の齋藤昭彦教授のインタビュー記事です。齋藤教授は小児の感染症が専門であり、コロナ禍においても大活躍されている先生です。
この記事によりますと、ヘルパンギーナは口からの飛沫でも感染しますが、腸管内で増えるウイルスのため、「糞口感染」「接触感染」などが主な感染経路であり、お手洗い後の手洗いがとても重要だそうです。
コロナ禍で小児の免疫力が弱っているところを狙って大流行しているようですね。
基本的には軽症
ヘルパンギーナは多くの場合「軽症」です。点滴や入院が必要になることは少ないです。
ただし、かなりの喉の痛みを伴う風邪ですので、水分が摂れずに脱水を起こすことがあります。この場合は点滴なり入院なりが必要になることがあります。
ヘルパンギーナにかかったら少しずつでもよいので水分をしっかりと摂取するのが重要です。
ヘルパンギーナには特効薬はありませんが、水分摂取を頑張りましょう!
文責; 小柳貴人(医学博士・アレルギー専門医 ・小児科専門医)
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